フリーターの皆さんがハローワークに行けば、正社員として就職することもできます。それだけの実績と裏付けがハローワークにはあるので、安心して利用してください。
とはいえ、初めての場所に飛び込んでいくのはとても緊張しますし、正直、怖い気持ちもありますよね?
そこで、フリーターのみなさんが安心してハローワークに行けるように、この記事ではサービスの内容や利用の流れを押さえていきます。
また、利用する上で気をつけたいハローワークのデメリットもまとめますので、以下の順でお届けしましょう。
- ハローワークの基本情報と利用の流れ
- 『わかものハローワーク』とは?
- ハローワークのデメリットについて
- 就職エージェントの利用をおすすめする理由
気になる点はすべて簡潔にまとめましたので、ポイントは押さえられるはずです。ぜひ参考にしてください。
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ハローワークとは?利用できるサービスと流れ
ハローワークとは、老若男女の誰もが仕事探しをするときに使える公共のサービスです。国が運営しているため無料で利用ができ、毎年400万人を超える人がハローワークにつめかけています。
もちろんフリーターの皆さんも使えるわけですが、どんな支援をしてくれるのかわからないと思うので、以下にそのサービスをまとめました。
以上のことをすべて無料で受けられます。
そのほかにも、どんな仕事に就けばいいのかわからない人向けの自己分析方法や、社会人の基本的なビジネスマナーを学べるセミナーなどを行っています。これらのセミナーも無料で受けることができるため、就職に関するあらゆる支援をハローワークはしてくれるのです。
ハローワークの利用の流れ
ハローワークは誰でも使えるサービスですが、1つだけ条件があります。それをクリアできれば利用できますので、その条件と利用の流れをご紹介します。
ハローワークへの申し込み
まず、ハローワークでは求職者として申請をしなければいけません。申請は最寄りのハローワークであればどこでも可能ですので、どこにあるのかを以下のリンクで確認しておきましょう。
ちなみに、ハローワークに行くときは普段着でOKです。
求職申込手続きとハローワークカードの受け取り
最寄りのハローワークに行くと、まずは求職の申し込み手続きから始まります。
この申し込みにおいて必要な書類はありません。職員から渡される種類を記入すれば、それで手続きは終了です。以下が求職申込書の表面です。
引用:ハローワークインターネットサービス「求職申込書」
手続きはインターネットでも行えます。先に登録してハローワークに行けば利用がスムーズですので、オンライン登録するのも良いでしょう。
申し込み手続きが終わると、職員からハローワークカードをいただきます。
このカードは、職員との相談や各種セミナーの受講、求人の検索などあらゆるサービスを受ける際に必ず必要です。なくしても再発行はできますが手続きが面倒ですので、大切に保管するようにしてください。
求人の検索と応募
求人の検索は施設内にあるパソコンで行います。雇用方法や働きたい場所、職種などを入力して検索をしますが、多くの人がそのパソコンを使えるように利用時間が制限されています。
紹介状とは、求人の応募の際に発行される書類です。なくても応募はできますが、企業側が助成金をもらえないなどの不都合が出る場合があるので、応募する場合は必ず発行してもらうようにしましょう。
以上が、ハローワークの求人応募までの大まかな流れです。
フリーターの就職を支援する「わかものハローワーク」とは?
ハローワークにはいろいろな支援の窓口があり、その一つに「わかものハローワーク」があります。
この窓口は、正社員を目指しているフリーターを対象にしており、35歳未満(45歳未満のケースもある)の人が使えます。みなさんがハローワークに行くなら、このわかものハローワークを利用すると良いでしょう。
わかものハローワークの実績(令和2年度)
- 求職者数:17.9万人
- 就職件数:6.8万件
引用:厚生労働省 職業安定局「公共職業安定所(ハローワーク)の主な取組と実績|令和3年10月」
一般のハローワークは、若い人から年配まで幅広くサポートしており、さらにはアルバイトを探している人もいます。
それに対してわかものハローワークは、正社員を狙っている若い人しかいません。そのためフリーターに特化した支援をすることができ、就職できる可能性がグッと高くなっています。
ただし、この窓口は限られたエリアしか設置されていません。設置場所は、以下のリンクで確認できますので、近くにあるかチェックしておきましょう。
フリーターがハローワークを使う上で注意すべきデメリット
みなさんの中には、これからハローワークで就活を始めようと考えている人もたくさんいることでしょう。
ハローワークはブラック企業が多い
ハローワークの求人はその仕組み上、あまり労働環境や条件の良くない企業が多くなっています。
というのも、ハローワークに求人を掲載するのは無料のため、離職率の高い企業が求人を出している可能性が高くなっているからです。実際、利用した人はTwitter上でこのようにツイートしています。
ワイわ本当に散々な目に会ったなぁ最低な人間ばかしか会わなかったからねハローワークに出ている会社わほとんどがブラック求人が多かったなぁ
— ひまわりちゃん病み垢 (@kaizokuou4649) November 7, 2021
学生の時分に就職活動をする上でリクナビに登録したのだが、なぜリクルートを通して就活をせねばならないのか全く理解ができず、またサイトもごちゃごちゃしており何が書いてあるのか全く理解できなかったためフリーター生活を経てハローワークで就活をした結果、無事ブラック企業に就職した
— ハイエース (@harumurakengo) November 26, 2020
しかしハローワークには、地元の優良企業が多く求人を出しているという事実もあります。ハローワークで求人検索をする際は、このあたりを十分踏まえた上で探すように心がけてください。
参考記事
ハローワークの職員の対応力が低い
ハローワークには、非常にたくさんの職員が在籍しています。
ですが、職員は特に「就活のプロ」というわけではありません。実はハローワーク職員の6割は、3年で契約が切れる非正規職員。みなさんと同じく、3年後には就活を始めなくてはいけない立場の人なのです。
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そのため、アドバイス自体もあまり期待できるものではありません。利用者の中には、職員に対して不満を持っている人は大勢います。
フリーターの時、ハローワークで嫌な思い出がある。僕は経験のあった小売業で正社員になる事を希望したら、職員が「今、リーマンショックの後で選んでる立場じゃないでしょ!」と言われた。バカらしくなり自力で会社探しをしたら現職の会社が見つかった。
職安は当てにならない。#たけうちーむ— 山田幸司🇯🇵フリーター若者を正社員にさせます🔥(キープレイヤーズ高野秀敏さんが師匠) (@koji_koking) February 9, 2021
ハローワークの職員でやたら上から目線な人間がいますが、彼らは別に偉い訳ではありません。
窓口の職員はほとんどが非正規、つまり公務員ですらありません。
— 社畜シンド (@officeworker0) October 19, 2021
相談することは良いことですが、職員の言うことがすべて正しいわけではありません。参考程度に聞くようにして、そのほかでも相談できる状況を作ることが大切です。
フリーターはハローワークではなく就職エージェントを利用するべき理由
もしフリーターの皆さんが、本気で正社員としての就職を希望しているなら、ハローワークではなく、まずは就職エージェントから始めることをおすすめします。
そうすべき最大の理由は、実はハローワークのWebサイトを見ればわかります。Webサイトの一文目は、このような文章で始まっています。
民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を中心に支援する最後のセーフティネットとしての役割を担っています。
引用:厚生労働省「ハローワーク」
つまり、民間企業が運営している就職エージェントなどを使うことが優先で、それで就職できない場合はハローワークを使おう、と書かれているのです。
ハローワークは併用して活用するのがベスト
ただ、ハローワークを使わないのは非常にもったいない、という思いもあります。なぜなら、求人数でいえばどの就職エージェントよりも比べ物にならないほど多く、その中には優良企業もたくさんあるからです。
また、就職エージェントには全国展開している企業が求人を出していることが多く、逆に地元にある良い企業はハローワークにしか求人を出していないケースが良く見られます。ですので、就職エージェントを主軸にして、ハローワークは求人検索の一つとして活用するのがベストなのです。
では最後に、主軸として活用する就職エージェントでおすすめを紹介しておきます。フリーターの就活をサポートしているキャリアスタートです。
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