「フリーターだと、将来的に少し心配だから就職しようと思うけど、ハローワークにいけば就職できるのかな。」
ハローワークは、厚生労働省が運営する就職支援のサービスです。
老若男女誰でも無料で利用でき、就活といえばハローワーク!というイメージも広く知られているので、毎日約17万人もの方が使っています。
そこで、フリーターである皆さんも、就職するためにハローワークにと考えている方の1人だと思います。
とはいえ、なんで利用しない方がいいのか、理由がわからなくては信じられないでしょう。
ということで、今回の記事では、就職を考えているフリーターならハローワークには行かない方がいい理由を、3つの側面からお話ししていきます。
また、ハローワークよりもおすすめの方法がありますので、本気で就活をするお気持ちのある方は、ぜひ参考にしてください。
それでは早速いきましょう!
フリーターはハローワークで就職できる?おすすめしない3つの理由
ハローワークの正式名称は「公共職業安定所」で、実はハローワークという呼び名は、90年代から使われ始めた愛称です。
ですので、皆さんの両親やご年配の方には、ハローワークを職安(公共職業安定所の略)と言っている方も多く、それだけ昔から広く知られている就活の支援サービスです。
その理由を、以下の3つの視点からお話ししましょう。
- 就職率が低すぎる
- 求人の質が低い
- 就職活動が長期化しやすい
就職率が低すぎる
就職率は、皆さんの就職活動の成功・失敗に大きく影響します。
というのも、就職活動をすれば全員が正社員になれる、というわけではないのです。ですので、この就職率の高い・低いは、ある意味、生命線とも言えます。
厚生労働省が発表しているデータから、4年間の就職率を見てみましょう。
平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 | |
---|---|---|---|---|
新規求職者数 | 550.6万人 | 518.9万人 | 495.2万人 | 473.9万人 |
就職件数 | 171.2万人 | 162.7万人 | 155.8万人 | 146.5万人 |
就職率 | 31.1% | 31.4% | 31.5% | 30.9% |
参考:厚生労働省 職業安定局「公共職業安定所(ハローワーク)の主な取組と実績(令和2年1月)」
なんと、利用者の約30%ほどしか就職できていないのです。3人に1人ほどですからね。そう考えると、かなり厳しいことがわかります。
しかも、実際は、正社員としての就職だけに絞ると、この30%よりもさらに就職率は低くなっているんです。
その理由は、以下の記事にまとめているので、気になる方はそちらをお読みください。
求人の質が低い
正直なところ就職は、正社員に慣れたらどこでも良いというわけではないはずです。
やっぱり、給料が良いとか年間休日が多いなど、条件が良い会社に入社すると言うのが、皆さんの裏テーマではないでしょうか。
ですが、ハローワークの抱えている求人は、かなり質が良くありません。
ブラック企業の確率もかなり高く、もし仮に就職できても、すぐに退職してしまう可能性もあります。
なぜブラック企業が多いのか。その理由については、『ハローワークはブラック企業ばかり?【良い求人の見分け方とは】』にまとめているので、そちらを参考にしてください。
皆さんはこんな都市伝説的な噂を耳にしたことがありませんか? ハローワークにある求人はブラックしかないからやめた方がいいよ。 就職するなら、労働環境や条件の悪い企業ではなく、少しでも優良企業に努めたい…。それが、これか[…]
就職活動が長期化しやすい
僕は26歳のときに就職活動を始めたのですが、結果的に就職が決まったのは1年半後でした。
皆さんは僕と同じくフリーターですから、就活が長期化する可能性は高く、ハローワークならさらにその可能性が高くなります。
と言うのも、ハローワークの就活は、基本的に本人次第で、就活に関する解決方法も自分で探さなくてはいけないからです。
そして、就活が長くなると言うことは、フリーターの期間も長くなることにつながります。
そうなると、さらに就職できる可能性は低くなり、いずれは諦めてしまう、という最悪の流れができてしまうのです。
以上の3つが、フリーターの皆さんにハローワークをおすすめしない理由です。
とは言え、これは強制はありませんから、僕の話が信じられないという方は、ハローワークを利用していただいてOKです。
ですが、もし少しでも信じてもらえるのであれば、ここからは、ハローワーク よりもおすすめの方法を紹介しますのでご覧ください。
ハローワークよりもおすすめなフリーターが就職できる方法とは
皆さんがこれから就職活動をするのであれば、必ず正社員として就職しなくてはいけませんよね。
その上でさらに、労働環境の悪いブラック企業ではなく優良企業に就職することが、皆さんが求める最高のゴールではないでしょうか。
でも、その最高の結果を達成するためにはどうすれば良いんですか?
もちろんですが、ハローワークは使いません。
これに尽きると思います。
ですが、リクナビNEXTやdodaなど、民間の就職支援のサービスはめちゃくちゃたくさんありますよね。そこで、フリーターの皆さんにおすすめのサービスを1つ紹介しておきます。
『JAIC(ジェイック)』
未経験から正社員就職率81.1%、定着率91.3%。
未経験・フリーター向け、30代限定、女性限定、中退者限定の4つの就職講座を開催。
書類選考なしで優良企業約20社と面接が可能。
新型コロナウイルス拡散防止のため、最初の面談から就職講座の受講、企業との面接まですべての工程をオンライン対応しています。自宅にいながら就職活動が可能です。
以上です。
最後に補足しておきますが、ハローワークでは毎年、数十万人は必ず正社員になっていますので、絶対に就職できないというわけではありません。
ですが、利用者の数と比べると、明らかに正社員の割合は少ないですから、正社員になりたいのであれば、民間の就職支援サービスの方が良いですよ。
おわり