大学を卒業した後、一度も就職せずにフリーターのまま30代になってしまった…。
日本では現在、約4割ほどの方が正社員ではなく、アルバイトなどの非正規で働くようになりました。
ちなみに、労働政策研究・研修機構の「大都市の若者の就業行動と意識の分化―「第4回 若者のワークスタイル調査」から―」によると、大学・大学院卒業直後のフリーターの割合は9.3%なのだそう。
つまり、大卒の10人に1人は、就職せずにフリーターになっているということです。
とはいえ、将来のことも考えて、30代になる前にはやっぱり正社員として働き始める方が多くなるのですが、皆さんのように、30代になってから就職について考え始めた方も少なくありません。
ですが、就職した方がいいとは思っているものの、なかなか行動に移せていないという方も多いでしょう。そんな方に向けて、30代で大卒のフリーターの皆さんがすぐに就活を始めるべき理由をお話しします。
記事の最後には、どうすれば就活を成功させることができるのか、その具体的な方法までまとめますので、思い悩んでいる方は必ずお読みくださいね。
30代の大卒フリーターが今すぐ就職活動を始めるべき4つの理由
就職活動をスタートさせるのって、簡単なようで結構難しいですよね。
皆さんもその繰り返しをしたことで、いつの間にか30代になってしまった、という状況ではないかな?と推測されます。
ですが、そんな悶々とした日々はいますぐに終わりにしなくてはいけません。
その理由を4つに分けてお話ししていきます。
- 年齢が上がれば就職率は下がる
- フリーター期間の長さは就職率に影響する
- 年下同僚や年下上司の割合が増える
- 生涯収入が少なくなる
年齢が上がれば就職率は下がる
想像はしていると思いますが、20代前半より後半、20代後半よりも30代前半の方が、就職できる可能性は低くなっていきます。
当然と言えば当然ですが、じゃあどれくらい下がってくるのか気になりますよね。フリーターやパートが、1年間で正社員になれた割合を年齢別で調査した結果をご覧ください。
引用:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③」
年齢をおうごとに、徐々に就職率が下がっているのがよく分かりますよね?
当たり前ですが、やっぱり若い人の方が体力も豊富で、覚えるスピードも早いですからね。その上、皆さんのようにキャリアもなければ、若さに勝つのは相当難しいのです。
フリーター期間の長さは就職率に影響する
大学をストレートで卒業した後、そのままフリーターということになれば、皆さんはすでにフリーター歴8年を超えています。
実はこの8年という期間はかなり重症。というのも、期間が長くなればなるほど、就職できる可能性は低くなる傾向にあることが調査でわかっているんです。
引用:厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状」
フリーター 歴が6ヶ月の頃は男性72.5%・女性56.5%だったのに、3年を超えると男性57%・女性38.3%にまで下がっています。
たった3年でこれですから、8年以上ともなるともっと状況は悪くなっています。
フリーターの就職率については、以下の記事にも詳しくまとめていますので、そちらも合わせてお読みください。
年下同僚や年下上司の割合が増える
日本では、大学を卒業しそのまま会社員として働き始めるのが一般的です。
ですので、22歳から働き始めるケースが多く、30歳にもなればすでに入社8年目。色々と経験をして、部下を持ち始める年齢とも言えます。
しかし皆さんは、これまでアルバイトの経験しかないので、30代でも扱い的には大卒の新入社員とほぼ変わりはありません。
つまり、年齢が上がれば上がるほど、年下の同僚や上司の割合は増えるばかり。お互いに気を使いながら仕事をすることになりますから、やりづらいのは間違いありません。
Twitter上で、年齢同僚や上司への対応に困っている様子の投稿がありますので、いくつか掲載しておきます。
なんか疲れるね。
仕事でのストレス100パーセント。仕事は大したことないんだけど、8つも年下が先輩兼同僚で、付き合うのが大変。また、上司も2つ年下で全然相談相手にもならない。暇を見つけては仕事中にスマホでゲームしてる。— ひろたん★★ (@ton_ma1971) January 21, 2020
同僚の人文句ばっかり言って態度でかいし疲れる。年下のくせにー!!
— ふるはし(しもい)ちふみ (@tonpgchiya) January 19, 2015
明らかに年下の同僚から、タメ口きかれるんだけど…。
同年代だと思われてる❓️
なめられてる❓️
おねえさんは、悩んでる????
どっちなのかな…
— えりか@デトックス推進プロジェクト (@erikamarumikan) July 19, 2019
生涯収入が少なくなる
正社員とフリーターの大きな違いは、収入の差です。
月収はもちろんそうですが、それ以外にもボーナスの有無や退職金、老後の年金にも大きく差が出てきます。
しかも、これらはすべて正社員の期間が長いほど、収入が大きくなる傾向にあります。
つまり、同じ時間働くのでも、アルバイトより正社員として働いた方が、将来的な収入にもメリットが大きいのです。
フリーターと正社員の生涯年収の違いは、以下の記事で紹介していますので、参考までにご覧ください。
以上の4つの理由から、皆さんには今すぐに就職活動を始めるべきだと考えています。
「また考えよう」とか「とりあえず来週から動こう」と考えているのであれば、それはやめておきましょう。
そうやって後回しにした結果、皆さんは30代でフリーターという状況になっているのですから、数日でも数時間でも早く行動を始めなくては、今のまま40代になってしまいますよ。
30代の大卒フリーターでも就職できる具体的な就活法とは?
では、皆さんが本腰を入れて就職活動を始めるということであれば、このまま先を読み進めてください。
まず、大学を卒業しているということは、皆さんは学歴としては高学歴にあたります。
”大卒ブランド”という言葉があるくらいですもんね。大学を卒業しているということは、優秀な能力を持っている証拠となって一定の評価をもらえるそうですから、就活は有利ってことですかね。
30代は大卒ブランドよりも経歴・経験が鍵
ですが、それはあくまで卒業した時点の話。
すでに卒業して8年以上たってしまった今では、皆さんの大卒ブランドはまったく意味がないと言っても過言ではないです。
というのも、30代となるとその人の将来性より、それまでの経歴や経験が採用の可否を大きく左右するようになります。
ですので、例えば応募条件に「大卒以上」と書かれた求人に応募したところで、まず書類選考で足切りをされます。
そのような条件を設けている会社は、より優秀な人材がほしいと強く考えているので、30代のフリーターを雇おうとする企業はまずないでしょう。
30代の大卒フリーターは正社員未経験者OKの就活サービスを使うべし
では、皆さんが正社員に就職するためにはどうするべきか。
答えはただ1つ。30代の正社員未経験でも採用してもらえる就活サービスを活用するしかありません。
でも、そんなサービスってあるんですか?聞いたことないですけど…。
そこで、おすすめの就職支援サービスを1つ紹介しておきますね。
DYM就職は、35歳までの正社員未経験の方の就職活動をサポートしています。
このエージェントの利用者は、満足度がなんと90%もありこれは業界でも圧倒的な結果です。
これまでに14,000人以上の支援していて実績十分ですので、詳細はWebサイトでチェックしてみてください。
この方法であれば、皆さんでも高確率で正社員になることができます。
とは言え、すでに言ったとおり、皆さんが後回しにすればするほど、どんどん就職できる可能性は低くなっていきます。絶対に就職できる保証はないので、早めに行動することが吉ですよ。
おわり