- 書類選考ってどんな書類がいる?というか何のためにやってるの?
- いくら応募しても書類選考に通らないけど、何を見て決めてるんだろう…
- フリーターは書類選考さえ通過できないって聞いたけど本当?
書類選考の主な目的は、応募者を絞り込むためです。人気の求人だと1名の募集に何十件と応募が集まりますが、人事部がすべての人と面接すると膨大な時間がかかってしまいます。
そこで、少ない労力で有能な人材を採用するために行われているのが書類選考です。正社員になるには、まずこの関門をクリアすることが絶対条件です。
この記事では、書類選考に必要な書類やチェックされる内容、フリーターが選考に通過するためのポイントを具体的に紹介します。
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書類選考に必要な書類と作成する際の注意点
書類選考では、以下の2点が必ず求められます。
履歴書はこれまでの学歴や職歴、持っている資格など、皆さんの現在の状況を記す書類です。
職務経歴書は、仕事に関する能力や経験を確認するためのもの。アルバイトの求人では求められないため、この書類で苦戦する人は多いです。
各書類ごとにどうゆう点がポイントとなるのか考えてみましょう。
履歴書作成の注意点
アルバイトでも正社員でも基本的に大きな違いはありません。
つまり、履歴書でアピールするということはあまり難しく、あくまでマイナスにならないように以下のような細かいところに配慮する、というのがポイントとなります。
- 字は綺麗で読みやすいか?
- 学歴欄の学校名は略称で書いてないか?
- 学歴や職歴の年号は合っているか?
- 自己PRは正しい敬語でまとまりのある文章か?
履歴書に貼る写真は特に重要です。応募者の顔がわからない以上、履歴書の写真が印象を左右するので、できれば証明写真機ではなく写真館で撮影してもらいましょう。
職務経歴書作成の注意点
職務経歴書は、書き方次第で読み手に与えるイメージを大きく変えることができます。そのため、書類選考に通過するかどうかはこの職務経歴書にかかっている、と言っても良いでしょう。
共通点が多ければ、入社後に即戦力として期待できるため採用に一歩近づけます。逆にほとんど共通することがなければ、書類選考でさよならとなるのが普通です。
書類選考はパソコンで作成しても良い
履歴書や職務経歴書は、すべてパソコンで作成しても問題はありません。
しかし、手書きの履歴書に対して「気持ちが伝わる」「応募者は仕事に丁寧な人だ」と考えている採用担当者は割と多いです。パソコン作成というだけで落とされる可能性は少なくありません。
手書き派の採用担当者も、職務経歴書はパソコンで作成しても良い、となぜか考えています。パソコンで文章を作成するのは今や最低限の能力なので、職務経歴書はパソコンで作ることをおすすめします。
フリーターが書類選考に通らない主な理由
何度応募しても書類選考を通過しない、というフリーターはとても多いです。
通らない理由ははっきりとわかっています。以下がその理由ですが、それぞれ解説をします。
求められている経歴や実績がない
フリーターは基本的には中途採用として採用されます。中途採用は、即戦力として期待されているため、新卒採用のように雇ってから育てるという前提ではありません。
そのため、必要な能力や経験が明確で、求める能力に達していない場合は書類選考で落とします。
ですので、アルバイトというだけで、企業側が求める経験や能力に達していないと考えるケースが多いのです。
他の応募者が圧倒的に有利
中途採用は、即戦力を求めて募集します。この求人に応募してくる人の多くは、転職を希望している契約社員や正社員など、アルバイトよりも役職が上の人です。
書類選考を担当した担当者が、上司から後で叱られないようにするため、安全策としてフリーターを不採用にするケースもあります。応募が多い企業なら、わざわざリスクを背負ってまでフリーターを通過させる必要はないのです。
フリーターが書類選考に通過するための具体的な対策
今までの話を踏まえた上で解決策を考えます。対策としては以下の3つですが、確実性があるのは3つ目です。それぞれ解説をします。
- これまでの経験や得た能力を徹底的に棚卸する
- とにかく気になった求人に応募する
- 書類選考がない求人を見つける
これまでの経験や得た能力を徹底的に棚卸しする
アルバイトとは言え、給料をもらい働いていたことに変わりはありません。まずはひとつひとつの業務を洗い出し、その業務を行う際にどんなことを意識して取り組んでいたのかを書き出してください。
仕事において、情熱はとても重要なものです。たとえ経歴が浅くても、書類に気持ちがのっていれば「会ってみたい!」と思わせることができます。
とにかく気になった求人に応募する
数打って通過するのを待つのも手段のひとつです。書類を用意しなければいけないので労力はかかりますが、書類選考を通過する可能性は高まります。
しかし、面接も数打てば採用される可能性はあります。何度も面接を経験すると、相手の質問の意図を測れるようになるので、そうゆう点でも数を打つ作戦は利口な方法かもしれません。
書類選考がない求人を見つける
一番確実性が高いのは書類選考がない求人です。面接の場合は人柄や人間性も採用の判断材料なので、勝負できる可能性は高まります。
面接の機会は増えますが、今はオンラインで行うことも多いため、移動の時間や費用もほとんどかかりません。
そんな求人を用意している就職エージェントを以下の記事にまとめました。詳細はそちらでご覧ください。
»大学中退の元フリーターがおすすめの就職エージェント|各サイトのポイントと内容
書類選考はフリーターにとって大きな壁です。真正面から取り組むのはリスクも労力もかかりますので、確実性の高い方法でチャレンジするようにしましょう。