大学卒業の証明書

大卒でフリーターはやばいのか?なった場合に受け入れるべき3つのこと

大学卒業の証明書

大学卒業の学位は一般的に高学歴にあたりますが、その学歴でフリーターになったとしても決してやばいわけではありません。

結論としては、皆さんがよければフリーターでも全然構いません。アルバイトも立派な仕事の一つ、十分社会に貢献できているので心配しないでください。

 

大谷
とはいえ、それはあくまで年齢が若い間だけ。いずれは就職と向き合う必要がありますが、それがいつなのかよくわからない方は多いはずです。

そこで今回は、以下の内容をご紹介します。

  • 大卒フリーターがやばいと言われる理由
  • 大卒でフリーターになった場合に受け入れるべきこと
  • 大卒フリーターを卒業するべきタイミング

 

アンケート調査の結果も踏まえながら現実的にまとめていますので、大卒フリーターになるかもしれない、あるいはすでに大卒フリーターの方はぜひ参考にしてください。

\フリーターの就活はエージェント選びで決まる/

おすすめ記事

就職サイトとかエージェントがありすぎてよくわからない! 大学中退してても正社員になれる求人ってどこで探せば見つかるの? フリーターでいた時期が長いから応募しても落とされてしまうかも…   以[…]

大学中退の元フリーターがおすすめの就職エージェント|各サイトのポイントと内容

大卒でフリーターはやばいのか?

結論的に言えば、大学を卒業した後にフリーターをしても全く問題はありません。

ですが、世の中的には、大卒なのにフリーターはやばい!という意見がかなり強いことは事実です。それには、大きく以下2つの理由があります。

  • 大学は高学歴にあたる
  • 将来の生活の問題

 

つまるところ大学は、専門的な能力と知識を養うための場所。つまり、大卒者は高い知識・能力が備わっているということになるので、当然ながら就職先も良いところに就ける可能性が高くなります。

それなのに、卒業後は就職せずフリーターになるという選択は、せっかくの高い能力を無駄にしている、と考えることもできますよね?

 

要するに、大卒ならアルバイトではなくもっと良い場所で仕事をして当然だ!と、世間は考えているわけです。そして、それまでにかけた学費も安い金額ではありませんから、そのお金も無駄になった、という意見もあります。

 

また、フリーターは若い間は問題ありませんが、年齢が上がるにつれてだんだんと生活が厳しくなります。

アルバイトの雇用形態だと、長く続けてもそこまで給料は増えないので、老後は生活するのも苦しくなり、最悪の場合、ホームレスになる可能性もそこまで低くはないのです。

参考記事

 

この2つの側面から、大卒フリーターはやばいという見方が一般的になっています。

ですが一方で、今やフリーターの多くは、最終学歴が大卒になっているという事実もありますよね?

 

フリーターの4割は大卒以上の学歴がある

2016年に調査した結果、フリーターの最終学歴は以下のようになっていました。

フリーター全体における大卒フリーターの割合

引用:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の分化「第4 回 若者のワークスタイル調査

 

大卒、あるいはその上の大学院卒業の学歴があるフリーターは、全体の40%を占めていることがわかりました。つまり、大卒フリーターは世の中に大勢いるので、なったからといって今すぐやばいというわけではないのです。

 

大卒でフリーターになった場合に受け入れるべき3つのこと

もし今後、皆さんが大学卒業後にフリーターになるのであれば、前もって覚悟しておくべきことが3つあります。

大谷
その内の2つは、僕がフリーターをしていた時の実体験でもあり、必ずと言えるほど通る道です。それを理解した上で、本当にフリーターになってもいいのか検討しましょう。

 

大企業への入社は諦める

まず、大企業に入社したいという気持ちがある方は、フリーターになるべきではありません。というのも、大企業は新卒から多くの社員を雇い入れるので、いわゆる新卒カードがなければ入ることはまず無理です。

 

そもそも、フリーターが就職する場合は、中途採用に応募することになりますが、中途枠には経歴も実績も皆さんより上の正社員が転職のために応募しています。

応募者は条件の良い求人ほど多くなるので、大企業には必然的に良い人材が集まります。ですので、フリーターである皆さんが、中途から大企業に採用されるのはほぼ不可能なのです。

 

家族・親戚からの叱咤激励

大学に通うには、それなりのまとまった学費と日々の生活費、一人暮らしなら家賃や光熱費が必要です。

そして大多数の学生は、両親や親戚がその費用を賄ってくれているわけですが、大学に通わせてくれたのは、皆さんが少しでも良い職場・職業に就けるように、と願っていたからに他なりません

 

それが、まさか正社員にはならずに、アルバイトとして生活をスタートするのですから、何か言いたくなるのも当然のこと。

僕も当時は、親戚からよく就職の話題で突かれていました。フリーターになれば、必ず叱咤激励を受けると思っていてください。

 

同級生との仕事や給料の差

学生までは、同級生との差を感じるような経験はあまりなかったと思います。

ですが、正社員で働く人とアルバイトで働く人では、仕事の質が大きく異なるので、話の内容も徐々に変化していきます。

 

また、正社員は経歴が増すごとに給料は増え、ボーナスも支給されるので、車を買う、あるいは投資を始めるなど、お金の使い方も少しずつ変わってくるものです。

一方のフリーターは、学生時代と仕事も収入もほとんど変化がありません。年齢が上がるにつれて、同級生との差が大きく開きますので、次第に同窓会などの集まりに参加しにくくなっていきます。

参考記事

 

大卒フリーターは20代で卒業するべき理由

大卒フリーターは決してヤバくはありませんが、これには1つだけ条件があります。

その条件とは、フリーターは20代の間だけとし、30歳を超える前には必ず就職すること、です。もしこの条件がクリアできなければ、皆さんは少しずつやばい路線に進んでいくことになります。

 

なぜ、20代のうちにフリーターを卒業するべきなのか。それは、30代フリーターだと、正社員になることが一気に難しくなるからです。以下2つがその理由です。

  • 30代の中途採用は経験や実績を問われる
  • 就職エージェントの多くが20代しかサポートしていない

 

20代の労働経験の少ない間は、その人の将来性を一番に加味して採用の可否を決めます。

しかし、30代はある程度の経験も重ねているため、これまでの実績が評価の基準になります。つまり、アルバイトの経験だけでは、なかなか採用してもらえなくなるのです。

 

大谷
そのため、フリーターの就職活動をサポートしている各就職エージェントも、採用されない可能性の高い30代は受け入れていないケースがほとんど。

30代フリーターは自力で就活を始めなくてはならず、そのため、就職できずに泣く泣くフリーターを続けるという方も少なくありません。

 

ですので、大卒でフリーターをするにしても、それは20代だけに限り、必ず30歳までには就職と向き合うこと。これをしっかりと守ってください。