「世の中的に、正社員は”正義”でフリーターは”悪”って感じがあるけど、正直、何がどう違うのかさっぱりわからない。」
フリーターとは、アルバイトをしながら生活をする方のことを指します。
ですが実際は、フリーターと正社員の違いはかなりありまして、この違いを後々知って、後悔している方は少なくはありません。
そこでこの記事では、正社員とフリーターの違いを徹底的に比較し、皆さんがこれからどうすればいいのか、自分の人生と向き合えるような内容にまとめました。
現在、フリーターになろうか迷っている方、あるいは今フリーターでこれからどうすべきかを悩まれている方には、かなり参考になる内容ですので、ぜひ読み進めてください(わかりやすい動画もありますよ)。
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フリーターと正社員の違いを徹底比較!何が違うのかポイントを総まとめ
実は僕も、数年前はフリーターをしていました。
アルバイトとは言え、フルタイムで働いていましたので、「別に正社員とフリーターの違いなんてないよね?」と、当時は普通に考えていたものです。
ですが、冒頭でもお話ししたとおり、正社員とフリーターには異なる点がかなりたくさんあります。
では、実際に何がどう違うのか、以下のポイントごとに比較しながらまとめていきましょう。
- 収入
- 福利厚生
- 仕事内容
- 自由度
- 失業リスク
- 社会的イメージ
収入
収入は、正社員とフリーターの一番わかりやすい違いです。
ですが、20代などの比較的若いうちは、この違いはあまりはっきりしていないことが多く、場合によってはフリーターでいる方が1ヶ月分の収入が多いこともあります。
しかし、年齢が高くなると、その差はどんどん大きくなり、フリーターの倍以上を正社員は稼ぐというのも普通のことです。
年齢ごとの正社員・フリーターの平均年収をグラフ化しましたので、参考にご覧ください。
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状②ー平成24年版「就業構造基本調査」よりー」
逆にフリーターは、男性も女性も増えもせずにほぼ横ばいですので、収入面では明らかに正社員が上なのです。
年収以外の収入について
先ほどのグラフは、正社員とフリーターの年収を表したものです。
ですが正社員には、他にもフリーターにはない以下のような収入があります。
この2つの収入は、基本的にはフリーターにはありません。
ですので、毎月の月収と年2回のボーナス、それに加えてこれら2つの収入によって生涯で稼ぐ正社員の収入は、とてもアルバイトでは追いつけない程の差になるのです。
詳しくは、『フリーターと正社員の給料の差は?【平均年収や生涯賃金が全然違う】』にまとめていますので、そちらをお読みください。
福利厚生
福利厚生とは?
- 会社が社員に支払う給料以外のサービスや報酬
アルバイトのフリーターでも、労働条件次第で受けられるものもあります。
福利厚生で代表的なものをピックアップしてみましょう。
- 健康保険
- 厚生年金
- 労災保険
- 交通費・マイカー手当
- 住宅手当・家賃補助
- 食事補助
- リフレッシュ休暇
- 資格取得補助
- 人間ドック
会社によって福利厚生の種類は全然違いますが、それらのほとんどをフリーターが受けられないのが一般的です。
仕事内容
アルバイトであるフリーターと正社員は、仕事の面でも大きく違います。
アルバイト
- 不定期で働くのが基本で、かついつでも退職する可能性もあるため、誰もが代わりをできる仕事の量や内容になる
正社員
- 労働時間を確保されており、かつ長期的に働くことが多いため、キャリアや経験を必要とする仕事を与えられる
つまり、難しく責任のある内容の仕事は正社員が、誰でも代わりのきく比較的簡単な仕事はアルバイトのフリーターが担当するのが普通です。
ですので、フリーターすべてはそうとは言えません。が、とは言えやはりアルバイトは、誰でもできる責任の少ない仕事が基本であることに変わりはありません。
自由度
正社員は、会社が労働時間を決めていますので、その分は必ず働かなくてはいけません。
また、仕事が立て込む時期は、残業や休日出勤も必要になることも多いので、プライベートな時間を多少犠牲にすることもあります。
ただ、毎週決まったシフトがある、あるいは交代できるスタッフが少ないと、あまり自分の都合通りには休めないことも多々あります。ですので、フリーターでも完全に自由ではないですが、それでも正社員よりはかなり自由が効きます。
失業リスク
失業リスク、いわゆる仕事を失う可能性の高さは、アルバイトであるフリーターが圧倒的に高いです。
正社員とは?
- 期間の定めがなく企業から雇われる雇用形態で、企業の存続が危うい経済危機がない限りは定年まで働くことができる
アルバイトは、3ヶ月や半年など、一定の期間を決めて契約を結びますので、契約更新を断られると働けなくなります。
契約の主導権は、雇っている企業側が完全に握っていますから、フリーターがいくら働きたくても働かせてもらえない可能性は十分あり得るのです。
社会的イメージ
フリーターと正社員を比べると、一般的には正社員の方が印象は良くなります。
ですので、例えば恋人との結婚にはフリーターは反対されやすく、支払い能力が低いので、クレジットカードやローンを組めないことも多々あります。
以上、6つのポイントでそれぞれ比べてみましたが、いかがでしょうか。
次に、フリーターと正社員の違いについて、わかりやすい動画がありますのでご紹介しましょう。
フリーターと正社員の違いを動画で紹介
ここまで、正社員とフリーターの違いについてまとめてきました。
そこで、フリーターと正社員の違いに触れながら、今後の進路に迷う若者を描いたアニメを厚生労働省が作っていますので、そちらをみてみましょう。
皆さんのこれからのきっかけになるかもしれませんよ。
いかがでしたか?
登場人物の2人は、最後にハローワークで就職活動をスタートしましたが、動画内にもあったとおり、別にフリーターが悪いというわけではありません。
しかし、将来的なことを踏まえて、フリーターではなく正社員を目指そう!と考えている方は、『フリーターから正社員になるための就活方法|就職の確率を高めるポイントとは』をご覧ください。
その記事に、短期間で就職できる方法をまとめましたので、1ヶ月もあれば高い確率で就職をすることができますよ。
以上、フリーターと正社員の違いについてまとめました。
あとは、皆さんがこれからの自分の人生を向き合ってどうするか決めるだけです。フリーターでも正社員でも、悔いのない道を選んでくださいね。
おわり