「二人ともフリーターだけど一緒にいたいから結婚したい。でも、このまま結婚したらどうなるんだろう。」
大好きな彼氏・彼女とは一緒にいたい。それは誰でも同じなので、気持ちはすごくよくわかります。
今回の記事では、お互いがフリーターのまま結婚をするとどんな危険性があるのか紹介して、一度冷静に考えていただきたいと思っています。
フリーター同士で結婚するとどうなる?
結婚は、お互いが納得した上で、役所に婚姻届を提出すればすぐにできちゃいます。
婚姻届には保証人が必要になりますが、これは親じゃなくて友達でもOK。なので、誰か友人にサインと印鑑を押してもらえればそれで終わりです。
ですが、恋愛と結婚はまったく違います。恋愛感情だけで入籍してしまうのはかなり…というよりリスクしかないです。
では何がどう違うのか。
簡単にいうと、お互いの生活を支え合っていかなくてはいけない点が、恋愛と結婚との大きな違いです。
結婚はお互いの人生の支え合い
結婚すると、二人の生活を二人で守らなくてはいけなくなります。自分が稼いだお金なんだから、部屋は別、生活費はそれぞれで出す!では、結婚は成り立たないですよね?
なので、仮に男性が働いているなら男性の収入から、反対なら女性の収入から生活費を出すのが当然です。
生活費をどうやってやりくりするのか。今までの恋愛とはこの点が全然違うのはイメージできますか?
フリーターは不安定な雇用形態
では、今現在の二人の収入源を考えていきましょう。
フリーターはアルバイトで生計を立てている状態です。
正社員とアルバイトでは何がどう違うのか。これはずばり収入の不安定さです。
アルバイトの場合、収入がかなり不安定で、最悪は一気に収入がなくなる可能性があります。これが正社員との大きな差です。
- 怪我や病気で入院することになった
- 人件費削減でシフトや労働時間を削られた
- 契約更新をしてもらえなかった
正社員として会社に勤めている場合は、ある程度は会社が守ろうとしてくれます。なので、そこまで心配する必要はありません。
ですが、アルバイトは仕事内容も単純、代わりは探せばいくらでもいます。契約も期間をつけているので、更新しなければそこで終わりです。
今は若いので、そんな心配もないとは思います。
ですが、年齢が高くなれば、アルバイトはいつ仕事を失うかわかりません。来月再来月には、収入がすべてなくなる可能性があるのがフリーターなのです。
子供に夢を諦めさせる可能性が高い
アルバイトは正社員と違って、今後収入が大きく増えることはないです。詳しくは、『フリーターと正社員の給料の差は?【平均年収や生涯賃金が全然違う】』をご覧ください。
でも、二人の収入を合わせれば十分生活できると思っていますよね?
当然ですが、子どもにはお金がかかります。その金額は、食費や教育費など足すと、大学卒業までで少なくて約3,000万円です。
参考記事
もし、仮に公立高校ではなく私立高校、あるいは大学も私立に通えば、その分どんどん出費は大きくなります。
お金がなくては、学校にも満足に通わせることはできないし、何か習い事をさせることもできません。
自分たちの子供が「やりたい!習わせて!」と言ってきても、「お金がないから…」ということで、諦めてもらうしか方法はないのです。
親の夢や健康を奪うかもしれない
では今度は、二人の両親のことを考えてみましょう。
親は、いつまでも子供が心配で、何かあれば助けてあげたいと思うものです。
もし、二人の結婚生活が不安定でままならないなら、少しでも自分たちが助けてあげよう!と考えるのが親心でしょう。
そうなると、定年退職した後もコンビニや警備員などのアルバイトをすることになって、無理をして健康にも影響が出る可能性が高くなります。
将来は孫とゆっくり旅行でも…なんて夢は、自分の子どものために諦めるしかなくなってしまうのです。
老後の生活が苦しすぎる
最後に二人の老後について考えてみましょう。
二人がいつまでも健康で働ければいいですが、いずれは満足に働けない年齢になります。
そうなると、今の日本の場合は年金に頼って暮らさなくてはいけません。それまでに貯金をしっかりしておかなくては、生活がめちゃくちゃ厳しくなります。
というのも、フリーターは国民年金だけしか支給されない可能性が高いからです。
現在の国民年金は平均約5万5,000円の支給額です。二人合わせても11万円ですが、そのお金で家賃や光熱費、食費や医療費を払わなくてはいけません。
会社に勤めれば、厚生年金があるのでかなり楽にはなります。が、それでも厳しいのが老後の生活です。
参考記事
以上、フリーター同士で結婚するとどうなるのか解説しました。
大袈裟じゃない?と思ったかもしれませんが、これが現実です。二人ともアルバイトで暮せば、こうなるのは当たり前なのです。
お互いフリーターではなくどちらかは就職して結婚しよう
フリーター同士の結婚は、お互いが納得しているなら全然問題はありません。が、これまでお伝えしてきたようなことが起こるので、絶対にオススメはしません。
結婚したい!と本気で思っているなら、必ずどちらかが就職してから婚姻届を提出してください。
そして、もし就職するなら、出来るだけ早く就活を始めてください。
というのも、これまでに職歴がないフリーターが就職できるのは30歳がデッドラインと言われているからです。
それに早く就職できれば、二人も早く結婚することができます。収入も安定するし、幸せにもなれるし、悪いことはないですよね?
では最後に、フリーターが出来るだけ短い時間で就職できる方法を紹介しておきます。
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以上、今回はフリーター同士の結婚について掘り下げていきました。
実は私は元ウェディングプランナーです。なので、今あなたが結婚を考えているなら、めちゃくちゃ応援します。
ですが、それがイバラの道になるとわかっていては心から応援はできません。
結婚するならフリーターではなく就職してから。これだけは守って欲しいと思っています。