大学中退してもアルバイトはできる?【生活ぶりやその問題点とは】

「大学を中退してどうしていいか分からないので、とりあえずアルバイトから始めてみようかと思う。だけど、大学中退してたらバイトもできないのかな。」

 

大学に行っている間は、講義やサークルに行っていれば、特に今後の自分の生き方について考えることもありませんでしたよね?

ですが、ひとたび大学を中退すれば、突然、自分の目の前に人生の選択肢が現れます。その選択次第では、皆さんのこれからを大きく変えてしまう決断になるかもしれません。

 

そこで、まずはアルバイトからスタートしようと考える方は非常に多いです。

大谷
ただ、大学中退でアルバイトはできるのか、そして、バイトで生活するのは可能なのか。その辺りが気になって、なかなか前に進めない方もいるのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、大学中退でもアルバイトはできるのか、またその暮らしぶりやその問題点についてお話ししていきます。

実は僕も大学を中退していて、しかもその後はアルバイトをしていました。その経験も踏まえてまとめていきますので、きっと皆さんの参考になるんではないかと思います。

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大学中退してもアルバイトはできる?話し合うべき内容とは

早速、結論からいきますが、大学を中退していてもアルバイトをするのは可能です。

基本的に、バイトを雇う上で学歴はほぼ関係ありませんから、よほど皆さんに人間的な問題がなければ、中退だろうと何にも影響はないので安心してください。

 

大谷
ただ、もう皆さんは大学を中退しているわけですから、もちろんですが学生ではありませんよね。つまり、これからは立派な社会人なわけです。

ですので、アルバイトを始めるかどうか考えるにあたり、以下の2点についてどうするかを、必ず両親と話し合いをすることをオススメします。

  • 社会保険料の支払いについて
  • 生活の拠点と生活費について

 

よく分からないと思いますので、それぞれを解説していきます。

 

社会保険料の支払いについて

皆さんはこれまで大学生でしたので、基本的には社会保険料は両親が支払っていたはずです。

ですが、社会人ともなれば、自分の社会保険料くらいは自分で支払うべきでしょうから、その支払いをどうするか、一度話し合うことをオススメします。

 

社会保険料とは?

ケガや失業、加齢などにより働けなくなった際に給付を受け取れる制度のこと。強制加入のため個人の意思は関係ない。

 

社会保険はいくつか種類がありますが、大学中退した皆さんに関係するものは以下の2つです。

  • 健康保険料
  • 国民年金

 

どちらも毎月の支払いがあります。

健康保険料は前年の収入を元にその額は決まりますが、国民年金は一律で16,540円(令和2年度)です。

 

今後は、皆さんがアルバイト代からその支払いをするのか、あるいは、今まで同様に両親が支払うのか。しっかりと話しておく必要はあるでしょう。

 

生活の拠点と生活費について

今までは大学への通学をベースに、実家かあるいは一人暮らしを選んでいたと思います。

ですが、大学を中退した今、その場所で暮らし必要はなくなりましたので、これからの皆さんの生活の拠点をどうするか決めなくてはいけません。

つまり、実家で暮らすのか?一人暮らしをするのか?ということですね。

 

もし仮に、実家に住むということであれば、以下の点は話し合っておくべきです。

  • 水道・光熱費について
  • 食費費について

 

実家に住んでいるからといって、全くお金がかからないわけではありません。

大谷
普段の電気や水道、あるいは食事にもお金は必要ですから、いくら両親に渡すべきなのか、きちんと話すことをオススメします。

 

ここまで、大学中退後はアルバイトは可能か、またバイトを始める前に決めておくべき内容についてまとめました。

では次に、皆さんがこれからアルバイト暮らしをすると、どんな暮らしが待っているのか。そして、どんな問題があるのかをお話ししていきましょう。

 

大学中退後のアルバイトでの生活ぶりとその問題点とは

お話ししたとおり、大学中退をしていても、アルバイトはまったく問題なくできます。

ですが、バイトを始める前に、社会保険料の支払いやこれからの暮らしについて、両親とも話し合っておくことをオススメします。

 

では、もし皆さんがアルバイトをすることになったとして、その後の生活ぶりはどうなるのか。

それは、実家暮らしなのか一人暮らしか、どちらを選ぶかでその暮らしは大きく変わります。

 

実家と一人暮らしの生活費の違いについて

皆さんが実家で生活することになり、さらには、光熱費や食費も支払う必要がなければそれが一番楽です。

そうなると、社会保険料と多少の雑費、あとは遊べるお金があれば十分ですもんね。

 

しかし、もし一人暮らしをすることになれば、話はまったく違ってきます。というのも、アルバイトでもフルタイムで入らなければ、毎月のお金が全然足りなくなるからです。

一人暮らしで毎月必要な費用を算出

項目金額
家賃50,000円
水道・光熱費10,000円
食費30,000円
通信費10,000円
日用品費5,000円
衣類購入費5,000円
交際費10,000円
健康保険料15,000円
国民年金保険料16,540円
合計151,540円

 

もちろん、生活レベルを低くすれば、その分生活費は少なくなります(食費を削る、部屋のグレードを下げるetc…)。

とはいえ、やっぱり毎月15万円弱はアルバイト代で稼いでないと、一人暮らしをするのは難しいのです。

 

もし15万円をアルバイトで稼ぐとしたら、どれくらいの時間が必要でしょうか。時給1,000円で考えてみましょう。

  • 1,000円×8時間=8,000円(日給)
  • 8,000円×19日=152,000円(月給)

 

フルタイムで、しかも毎月19日はバイトをしなくては、15万円を稼ぐことはできません。

大谷
つまり、正社員働いている人とほぼ変わらないくらい働くことになるんです。

一人暮らしの費用については、『大学中退フリーターの一人暮らしは問題ばかり【経験者が話します】』にもまとめているので、そちらもお読みください。

 

フルタイムでも良いから一人暮らしをするのか。あるいは、実家でお世話になりながら、アルバイト代から多少のお金を両親に渡すのか。

それぞれの事情もあると思いますので、よく考えてみてください。

 

アルバイト生活を送る上での問題点

最後に、大学生の皆さんが、これからアルバイトを始めるにあたっての、大きな問題点をお話ししておきます。

結論から先に言うと、就職に関するお話しです。

 

アルバイト生活をスタートすると言うことは、同時に皆さんがフリーターになるということです。

その場合、そのフリーターである期間が長ければ長いほど、就職はどんどん難しくなるので、その点は覚悟しておきましょう。

出典:出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構『大都市の若者の就業行動と意識の分化−「第4回 若者のワークスタイル調査から」−

 

1年以内はまだ良いですけど、2年以降からどんどん就職率は悪くなっていますね…。

就職を先延ばしにすればするほど、自分の首を絞めることになりますので、アルバイトを始めるならそのことも考えておいてください。

 

以上、今回は大学中退後のアルバイトについてお話ししました。

もし今回の記事を読んで、アルバイトではなく就職を!と考えた方がいたら、就職エージェントのキャリアスタートを利用してみてください。

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おわり