「正社員よりフリーターの方が稼げるから、就職はしない方がいいよ。」
就職すれば、会社から奴隷のように働かされて、残業や休日出勤の日々…
それなのに、ほとんどの方はフリーターではなく、就職して正社員になろうと考えます。それはなぜか?
理由は簡単。フリーターの方が稼げるのは見せかけだけで、結局は就職した方が儲けるからです。
今回の記事では、どうしてフリーターの方が儲けると言う意見が出るのか。その理由を解き明かしていきます。
正社員の平均年収のデータも紹介するので、かなり具体的にわかると思いますよ。
フリーターの方が稼げる!と言うのは一部の人だけ
思い出してほしいのですが、フリーターの方が正社員より稼げると言う意見は、どこから聞きましたか?
おそらく、同じフリーターをしている人やネットでの意見だと思いますが、そのように話すフリーターはほぼ間違いなく20代の方です。
なぜなら、正社員とアルバイトの差は、30歳以降の中高年にならないと肌身に感じないから。
つまり、「バイトの方が儲ける」と言う意見は、一生フリーターで生きてきた人の言葉ではなく、まだフリーターになったばかりの若い人だけに限ったコメントなのです。
とは言え、言葉だけでは疑わしいと思うので、実際にデータを見て検証してみましょう。
バイトの方が儲かるは嘘。将来的には正社員が圧勝するよ
まずはフリーターの毎月の給料を計算してみましょう。
時給1,000円、月22日出勤のフルタイムで働いたと想定します。
- 1,000円×8時間×25日=月収17.6万円
- 17.6万円×12ヶ月=年収211.2万円
では、正社員の給料を比べるために、厚生労働省『平成30年賃金構造基本統計調査の概況』の結果をピックアップします。
正社員・正職員 (男性) | 正社員・正職員 (女性) | |
---|---|---|
〜19歳 | 181.8万 | 174.1万 |
20〜24歳 | 215.2万 | 210.9万 |
25〜29歳 | 251.9万 | 236.3万 |
30〜34歳 | 295.4万 | 254.8万 |
35〜39歳 | 332.2万 | 268.6万 |
40〜44歳 | 366.6万 | 283.4万 |
45〜49歳 | 405.2万 | 293.4万 |
50〜54歳 | 439.9万 | 300.3万 |
55〜59歳 | 437.2万 | 300.0万 |
60〜64歳 | 336.5万 | 261.1万 |
65〜69歳 | 296.1万 | 246.1万 |
70歳〜 | 289.9万 | 257.5万 |
表を見ると、確かに20代前半までは、フリーターが稼ぐ年収とほぼ変わりはありません。なので、バイトの日数を増やせば、その分バイトの方が給料が高いこともあります。
ですが、20代後半からは大きく収入に差が出始めていますよね?
男性の50〜54歳を見ると、平均年収439.9万円。フリーターの211万円と比べるとほぼ倍の違いです。
もうわかりましたよね?
バイトの方が稼げるのは若いうちだけで、中高年になればそんなことは言えないのが現実です。
参考記事
今は給料安くても正社員を選ぶべき理由
20代の頃は、アルバイトとほとんど収入は変わりません。なので、責任が重い正社員から逃げたくなる気持ちもわかります。
さらに、毎月の給料だけではなく、正社員にはこんな特典があります。
勤める企業によっても違いますが、ボーナスは給料の1〜2ヶ月分が年2回、退職金は1,000〜2,000万円、厚生年金は65歳以降の支給で毎月およそ15万円ほど。
アルバイトであるフリーターには、基本的にこれらの特典はまったくありません。
このような違いもあるので、今は給料が安くても正社員を選ぶべきなのです。そうすれば必ず、30歳以降の暮らしに大きな違いが出てきますから。
以上、フリーターの方が稼げると言う意見についてお話ししました。
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