何歳までなら正社員になれるのか|年齢の限界と具体的な方法

  • 2020年5月18日
  • 2022年3月13日
  • 就職

何歳までなら正社員になれるのか。そんな疑問を持っている人は非常に多いと思います。

今はまだ若いから大丈夫だろうけど、いつまでならアルバイトでもいいのか。あるいは、年齢的に若いとは言えないけど、自分は正社員にはなれるのか。「正社員になれる限界の年齢を知りたい」と考えている人の悩みはそれぞれで違うでしょう。

 

そこで、この記事では以下の内容をご紹介します。

  • 何歳までなら正社員になれるのか
  • 正社員になれた年齢別の割合
  • 正社員になるための具体的な方法

 

大谷
正社員になりたかったけど、年齢的に就職できなかった…、という人は日本中にたくさんいます。

そうならないためにも、今のうちに知っておくことが大切ですので、まずはその年齢の限界についてお話ししましょう。

 

何歳までなら正社員になれる?年齢の限界について

少し前までは、正社員になれる年齢は30歳までと言われていました。

これには理由が2つあります。まず一つは、30歳以降に求めるスキルや能力が会社側と求職者でマッチしないこと。もう一つは、会社が選べるほど応募者が多かった、ということです。

 

30歳にもなれば、大卒から就職すると入社8年目ですので、それなりの実績や経験が備わっているものです。ですので、会社は将来性にプラスして実績も求めますが、30歳まで正社員ではなかった人には、それに答えられるほどの実績がありません。

その上、たくさんの応募者がいるんですから、わざわざ30歳を超えた正社員未経験者を採用する必要はないわけです。これが、30歳が限界と言われた理由です。

 

ですが現在は、少子高齢化の影響もあり若い人の人口がどんどん減っていて、ちょっとずつですが会社も選んでいる余裕がなくなってきました。そのため、今はその限界年齢が少しずつ上がってきています。

 

大谷
では、具体的に何歳までなら正社員になれるのか。それは、54歳までだと僕は断言しておきます。

ただ、それまでは安心してアルバイトでも派遣でも続けてください、と言うつもりはありません。その理由と、なぜ54歳までなら正社員になれると断言できるのかをこれからお話ししていきます。

 

正社員になれた年齢別の割合

54歳までなら正社員になれる、と断言しました。

ですが、それはあくまで可能性の話で、必ずしも全員が就職できるわけではありません。若くても年齢が高くても、一定数は正社員になれない人がいるもの事実です。

 

では、具体的にどれくらいの人が正社員になれたのかをチェックしてみましょう。過去1年間で、非正規から正社員になれた割合を年齢別に調べた結果がこちらです。

過去1年間で非正規から正社員になれた年齢別の割合

参考:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状②」 

 

20代の若い人でも20%前後ですから、正社員になれていない割合は多いことがわかります。

ただ、20代よりも30代、30代よりも40代の方が就職できていない割合が増えているので、やはりできるだけ若いうちに正社員になる努力をした方が確率は高いということです。

 

また、仮に正社員になれた人がいたとはいえ、それが自分の希望通りの仕事かどうかは別です。

人手不足が深刻な業界、例えば介護職やタクシー運転手などは、年齢が高くても仕事ができるので正社員になることができますが、他の仕事はそう簡単にはいきません。つまり、年齢が高くなれば、それだけ職業の選択肢も少なくなるわけです。

 

女性は年齢が上がるほどさらに正社員になりにくい

さらに、先ほどの調査を男女別で見てみましょう。女性には厳しい現実がよくわかります。

過去1年間で非正規から正社員になれた年齢別の割合(男女別)

参考:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状②」 

 

20歳以降の男性は、正社員になれた割合が20%を下回ることはありません。ですが女性は、どの年齢でも20%を超えることがない上に、30歳以降は10%以下になっています。

この調査では、結婚していて正社員になることを望んでいない女性が含まれていたとはいえ、それを差し引いても、やはり女性は男性に比べて正社員になることが難しいと言えます。

 

正社員になるための具体的方法を年齢別に紹介

何歳までなら正社員になれるのか。その答えは、54歳までならとお話ししました。とはいえ、先程のグラフをみても分かるとおり、年齢が上がれば上がるほど正社員になれた割合は少なくなっているので、少しでも若いうちに就活をスタートする方が無難です。

ただ、例え20代と若くても、全員が正社員になれるわけではありません。そこで、できるだけみなさんが高確率で正社員になれるように、具体的な方法を紹介しておきます。

 

大谷
結論からいうと、就職エージェントを利用することがもっとも確率の高い方法です。

しかし、就職エージェントは利用できる年齢がそれぞれ違うので、どれを使えばいいのかわからない人も多いと思います。ですので、年齢別におすすめのエージェントを以下に紹介します。

 

就活エクスプレスは東京エリアしかサポートしていませんが、54歳までの正社員未経験なら誰でも利用可能です。そのほかの2つは広いエリアで支援していて、オンラインでの相談もできます。

ただ、何度も言いますが、エージェントを使っても必ずしも正社員になれるとは限りません。年齢が上がれば確実に確率は下がりますので、できるだけ早いうちに就活をスタートしていきましょう。