「どうしてフリーターでいるんだ?いつまでも甘えているんじゃない。」
親や親戚、友人や知り合いからそんなことを言われた、あるいはそうゆう目で見られているというフリーターの方は多いでしょう。
そこでこの記事では、フリーターと正社員、どちらも経験した僕の視点を踏まえ、フリーターは甘えていると言えるのか考えていきます。
ということで早速いきましょう。
フリーターは全員甘えているわけではない
結論から言うと、別にフリーターだからって甘えているわけではありません。
アルバイトとして働いてお金を稼いでいるのなら、それはとても立派なことです。
そもそも、なんでフリーターは甘えていると言われるんでしょうか。この記事を読んでいる皆さんは、こんなことを言われていませんか?
- 責任を負いたくないだけ
- 楽して生きようとしている
- 嫌なことはしなくない性格
- 今の環境が心地いい(変えたくない)
でもこれって、日本人に多い、ただの悪い精神論だと思うんですよね。
頑張ることが素晴らしいと考える日本人
日本では昔から、働くことこそ尊いと言う思想があります。
労働時間が短いのに稼ぎを得られる人(投資家など)を毛嫌いする傾向が強いのは、おそらくこの思想が原因。
ですが、これはあくまで建前。大体の方は、責任なんて負いたいと思ってないし、嫌なことはしなくない。
ただ、自分にはそんなことはできないから、自由に見えるフリーターを否定することで、必死に働く自分を肯定しようとしているんです。
フリーターと正社員は単なる雇用形態の違い
フリーターと正社員の決定的な違いは、雇用に期限があるかないか?の差です。フリーターが税金を払っていないわけではないし、社会的に迷惑をかけていることもありません。
ただ、フリーターはアルバイトなので、平均的に収入が少ない傾向にあります。それが原因で、このような主張をする方もいます。
- フリーターは経済を回せていない
- フリーターは収める税金の額が少ない
これを甘えている理由とするなら、一般の正社員だって甘えてると言えます。だって、ソフトバンク会長の孫さんやZOZO創業者の前澤さんに比べたら稼ぎも少なく経済は回せてないし、収める税金も少ないですよね?
稼ぎの大小は、甘えているかどうか?とは関係のないことです。
労働は神が与えた罰
そもそも、労働って何でしょうか。キリスト教やユダヤ教の聖典である旧約聖書にはこう書かれています。
つまり、働くことは神が与えた罰とされているのです。
なので、旧約聖書にならうなら、本来なら働くことの方がおかしいと言えます(言っておきますが、僕はキリスト教信者ではありませんよ)。
要するに、正社員でもアルバイトでも、働いているのならそれは素晴らしいこと。フリーターだからって、決して甘えているわけではないんです。
甘えているかどうか?は自立がカギ
ただ、フリーター全員が甘えていない、とは思っていません。
自立していれば甘えていないし、逆に自立していなければ甘えています。
自立とは?
- 自分以外のものの助けなしでまたは支配を受けずに、自分の力で物事をやって行くこと
例えば、実家に住んでいて、食費や光熱費を自分が何も出していないなら、それは自立して生活しているとは言えませんよね?
ということは、それは両親や身内など、お金を負担してくれている人に甘えていると言えます。
- 経済的援助がある⇒甘えている
- 経済的援助はない⇒甘えていない
なので、フリーターか正社員か、立場は関係ありません。正社員で世間的には立派に見えても、経済的に何か支援されているのなら、それはただの甘えです。
さて、今のあなたはどちらの状態でしょうか?
甘えてると言われてもOK!自立したフリーターを目指そう
もし、今あなたが経済的に助けてもらっているのなら、今後は自立することを目指すべきでしょう。
そして、もうすでに自立して生活しているフリーターの方なら、別にまわりから何を言われても、今のスタイルを変える必要はないです。
あなたがそれで良いならOK、そのままフリーターとして堂々としてください。
ただ、これだけは頭に入れておきましょう。
具体的な内容については、『ずっとフリーターでいたい?フリーターの末路と7つの辛い将来』にまとめたので、そちらを読んでみてください。
以上です。まわりは気にせずに、フリーターライフ楽しんでくださいね。