「就職したいけど何もアピールできるものがないし…。だったら逆転を狙って資格でも取ろうかな。」
資格は、国家資格や民間資格などを合わせれば、優に3,000を超えると言われています。その中には、「これがあれば就職に有利になる」というものも確かにあります。
そして、今までずっとフリーターをしていて、正社員として働いたことがない方の中には、資格をとって就職を!と考える方も少なくありません。この記事をご覧の皆さんもその1人ではないですか?
しかし、ぶっちゃけて言うと、絶対に就職できます!と言える資格なんてありません。
そこでこの記事では、僕が正社員として働いた経験から、あると良いおすすめの資格を紹介し、その上で、フリーターから就職するために資格なんて必要ない理由をまとめていきます。
また、資格がなくても就職できる方法にまで触れますので、就職のために資格を考えているフリーターの皆さんはご覧ください。
フリーターが就職するためにおすすめの資格をピックアップ
冒頭でも紹介したとおり、資格は国家・民間あわせると3,000以上も存在します。
その中には、例えば不動産鑑定士や司法書士といった難しいものもあれば、野菜ソムリエや暗算検定など比較的楽にとれる資格もあり、なかなか選ぶのも大変です。
以下がその資格です。
- 普通自動車免許
- MOS(Microsoft Office Specialist)
- ITパスポート試験
- 秘書検定
- 色彩検定
それぞれどんな資格でどう役立つのか、理由を解説していきます。
普通自動車免許
東京や大阪など、大都市で働く場合はなくてもいいですが、地方なら必ず持っておくべき資格です。
営業職ならクライアントの訪問に車は必須で、事務系の仕事でも、外出する機会に車を運転することは普通にあります。ですので、地方だと逆に免許がなくては、会社に迷惑をかけることが多発します。
補足ですが、普通免許にはAT(オートマ)車とMT(マニュアル)車があります。しかし、今は軽トラックでもAT車があるので、AT限定の免許があれば基本OKです。
MOS(Microsoft Office Specialist)
マイクロソフト・オフィス・スペシャリストは、その名の通り、マイクロソフト・オフィス製品のスペシャリストのことです。
日本は昔からWindowsのパソコンが主流。officeソフトにはWord・Excel・PowerPoint・Outlook・Accessの5種類があり、あれば面接時のパソコンスキルのアピールに最適です。
特に、WordとExcel、PowerPointは会社員なら誰もが使うソフト。
この3つのソフトは、どんな職業でも使う機会はありますし、ある程度使えないと仕事が進まないので、資格は取らなくても今から使えるようにしておきましょう。
ITパスポート試験
これからの時代に欠かせないITに関係する資格です。
IT系の職業だけではなく、PCを扱う仕事であれば、事務でも役に立つ知識が得られます。僕も会社員時代にこの資格を取りました。
ただ、内容的には、ITの初歩的な部分しか触れていないので、本格的なエンジニアを目指す方向きの資格ではないです。
ですが、情報リテラシーやセキュリティ対策を知っておくため、またはIT関係の話についていくためには触りやすい便利な資格でしょう。
秘書検定
まず訂正したいのは、秘書になるための資格ではありません。
秘書検定は、ビジネスに関する用語、ビジネスマナー、業務の取り組み方や心構えなど、就職後に誰もが必要な知識を身に着けることができる資格です。
ビジネスマナーがない、あるいはスケジュール管理ができないと、社会人として恥ずかしいことも多々ありますからね。
良い印象を与えるための振る舞いも身に付けられて、これからも面接で活かすことができるので、あっても損はない資格の1つと言えます。
色彩検定
色に関する知識を身に付けられる資格です。
デザインが関係する仕事、例えば出版・印刷や建築、ファッション系のビジネスで活かせます。
ですが、以外にそれだけではなく、例えば企画書や提案書などの書類作成にも活きてくるので、割と持ってると重宝される内容です。
見やすい資料が作れる、というのは印象も良くなるし、仕事ができるイメージも付きやすいので、色彩検定はおすすめの資格です。
以上が、就職に役立つおすすめの資格です。
これら5つの資格は、割と短期間の勉強で取ることができますし、どんな仕事であれ必ず役に立つものですから、取るならこれらを推薦します。
では、なんで資格が一発逆転の武器にならないのか。その理由についてお話ししましょう。
フリーターの資格習得が一発逆転就職の武器にならない理由
なぜフリーターが資格をとっても就職に結びつかないのか。その理由はこれです。
株式会社リクルートの調査結果「就職白書2017」では、企業に採用では何を重視しているか聞いていますが、結果はこのようになっています。
「人柄」は90%超え、「企業への熱意」は約80%、「今後の可能性」が70%弱という結果でした。
それに比べ、「取得資格」は全体の9.5%の会社しか重要とは考えておらず、むしろアルバイト経験の方が重要視されているくらいです。
とはいえ、少ないですが資格を重要視している会社もあります。ですので、やっぱり資格を取る必要あるじゃないか!という意見の方がいれば、別に否定はしません。
しかし、90%以上の会社は、資格にそこまでこだわっていないのですから、資格を重要視している10%は捨てて、90%の企業に応募した方が効率的ではないですか?
資格習得にはそれなりの時間がかかる
もうひとつ、資格取得が一発逆転の武器にならない理由を紹介します。
それは、資格習得にかける時間に比例して、フリーターの皆さんの就活は難しくなる、ということです。
まず、資格を取得した方が、どれくらいの時間をかけて勉強し資格を取ったのか、独立行政法人 労働政策研究・研修機構「職業資格の取得とキャリア形成に関する調査」からチェックしてみましょう。
「3ヶ月未満」が24.1%、「3〜6ヶ月未満」で17.1%です。
しかし、この辺りのかけた期間が短い資格は、比較的楽に取れるものが多いですので、就職活動に有利になるようなものは少ない傾向にあります。
就活に大きな影響を与えるような資格であれば、それなりの時間は費やす必要がありますが、必ず合格できるわけではないので、ある意味賭けではあります。
では今度は、フリーターの期間と就職率について見てみましょう。
就職希望だった方に、就職できたかどうかを調査したアンケート結果がこちらです。
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構『大都市の若者の就業行動と意識の分化−「第4回 若者のワークスタイル調査から」−』
1年以降を経過してからは、就職率がぐんと減ってますよね。
皆さんが今、フリーターを始めてからどれくらい経過しているかわかりませんが、もう1年以上たっているようなら、就職成功率は相当落ち込んでいます。
仮に資格を取れたとしても、フリーターだった期間が長ければ、残念ながら資格は無意味です。これが、資格が武器にならない隠れた理由です。
フリーター期間と就職率については、『フリーター期間が長いと就職は厳しい?【長いほど就職率は低くなる】』をご覧ください。
もし、何かやりたいことがあって、その目的のために資格を取るのであればOKでしょう。
しかし、最終的な目標が就職なのであれば、資格に時間を割くよりも、普通に就職活動をしたほうが圧倒的に効率的なのです。
資格がなくてもフリーターが就職できる方法
資格を取ろうと考えたフリーターの皆さんは、「空白期間が長いから、何か資格を持たないと正社員になれない」と思いがちです。
ですが、実はこれは大きな間違い。
その方法とは、就職エージェントを使った就職活動です。
就職エージェントは、フリーターの方を対象に就活のお手伝いをしています。
その中でもオススメなのは「UZUZ(ウズウズ)」。なんと利用者の就職成功率は86%もあり、業界でもトップクラスの実績があります。
UZUZ(ウズウズ)
20代の就職を徹底サポート!
正社員未経験から内定率86%、入社後の定着率96.8%。
他社エージェントよりも10倍の時間をかける充実したサポート。
厳しい基準を設けてブラック企業を徹底排除、大手企業からベンチャーまで優良企業を多数保有。
最初のカウンセリングから就職講座の受講、面接対策に求人の紹介と、すべてを無料でサポートしてくれています。
しかも、ウズウズは他のエージェントよりも10倍の時間をかける丁寧さがありますので、利用者には就職先に満足している方が多く、定着率が96%と高い実績もあります。
また、独自の厳しい基準で会社を選別しているので、ブラック企業の可能性がかなり低く、フリーターの皆さんでも優良企業に就ける可能性がかなり高いです。
詳細はWebサイトに掲載されていますので、以下のリンクをクリックしてご覧ください。
資格はあったほうが有利に就活を進められます。ですが、就職するためだけに、何かしらの資格を取ろうと考えているなら、ウズウズで就活することをおすすめします。
以上です。資格を取るか、就職を取るか、あとはあなたが決めてください。
おわり。