紹介予定派遣ってどうよ【フリーター・ニートはデメリットが大きい】

「正社員になりたいから紹介予定派遣で働こうと思うけど、本当に就職できるんだろうか。」

 

大谷
この記事は、そんなお悩みを持っているフリーターやニートの方に向けて書きました。

結論から話しますと、紹介予定派遣はメリットもありますが、圧倒的にデメリットの方が大きいです。ある意味ギャンブルに近い感じだと思ってください。

 

どんなメリット・デメリットがあるのか。その内容と紹介予定派遣の実態について、掘り下げてお話ししていきます。

 

紹介予定派遣のメリット・デメリットについて

紹介予定派遣とは普通の派遣と違って、一定の派遣の期間が終わった後、本人と会社がそれぞれ合意した上で社員になれる制度のことです。

 

この制度のメリットとデメリットを整理して、それぞれ補足説明していきますね。

メリット

メリットについてはこのようなことがあります。

 

職場の様子を内側からチェックできる

派遣は実際にその職場で働くことになるので、これから就職する会社を、口コミではなくリアルに見ることができます。

職場の雰囲気やどんな同僚がいるのか、実際の仕事の内容などなど。資料ではわからない情報を、就職する前に見られるのは大きなメリットと言えます。

 

お金をもらいながら就職活動できる

派遣として働くので、当然ですが毎月給料はいただけます。

働きながら就活をすると、体力的にも精神的にも負担が大きいので、その点はとてもありがたい制度です。

 

短く期限が設けられている

紹介予定派遣の派遣期間は、3ヶ月から長くても6ヶ月間。通常の派遣は同一部署で最長3年までいけるので、それと比べるとかなり期間は短く設定されています。

その会社の雰囲気や状況を知るなら何年もいらないでしょうから、最長6ヶ月の期間設定はかなり助かりますね。

 

以上がメリットです。

 

デメリット

デメリットについては、以下の項目があります。

 

紹介予定派遣の件数が少なすぎる

紹介予定派遣はすべての会社にあるわけではないです。なので当然ですが、派遣を雇っている会社にしか選ぶことはできません。

 

厚生労働省『平成 29 年派遣労働者実態調査』を見ると、紹介予定派遣を使ったことがある企業は全体の6.8%でした。

逆に言えば、この制度を使って就職するなら、93.2%の会社は選ぶ前から捨てることになると言えます。

 

派遣される企業が事前にわからない

派遣の求人サイトを見るとわかりますが、求人情報にはその企業名など、会社が事前にわかるものは何1つ載っていません。

大谷
つまり、派遣として働くことが決まらないと、どこの会社に行くのかまったくわからないのです。

 

仕事には非常にたくさんの種類があります。派遣会社が適性を見ているとは言え、自分がやりたいことなのか?良いと思える企業なのか?がわからないままなのは、とても勇気がいることですよね。

 

派遣期間中は会社からじっくり働き方や人間性を見られている

紹介予定派遣のメリットとして、「職場の様子を内側からチェックできる」ことを挙げました。しかしこれは逆も然りで、あなたが会社から評価される期間でもあります。

 

期間中は、能力や勤務態度など、その職場にいる人全員が審査員です。面接の時間だけ気にすれば良い就活と違って、数ヶ月間いつも気を張ってないといけないので、正直、相当疲れると思います。

さらに、就職したことがないフリーターやニートの方は、正社員としての働き方がわからないことを考えると、より条件は悪いとも言えます。

 

直接雇用される確率は低い

派遣期間が終わると面接などを行い、本人と会社がOKならそのままその会社で働くことになります。

ですが、そうなれる割合はめちゃくちゃ低く、かなり少ないことがわかっています。

 

正社員になれる可能性はさらに低い

また、直接雇用は正社員だけではなく、契約社員やアルバイトも含まれます。

つまり、派遣先で働けるようになっても就職はできていないので、また就職活動をしなくてはいけない事態になるケースがあるということです。

 

直接雇用と正社員の割合については、後ほど詳しく紹介します。

 

就職に至るまで時間がかかる

紹介予定派遣は普通の派遣より短い期間で終了します。とは言え、6ヶ月はかかるので、就職活動期間はかなり長くなります。

 

さらには、半年後に正社員になれない可能性は高いので、さらに新しい派遣先で半年過ごすことになり、結果就活期間はどんどん長くなります。

就職活動は2〜3ヶ月あれば十分終わるので、ただの時間の浪費になってしまう可能性が圧倒的に高いです。

 

以上がデメリットです。

 

紹介予定派遣ってどうよ?実態はフリーターやニートには厳しいことが判明

ここまでメリットとデメリットを紹介しました。

大谷
ですが一番知りたいのは、”紹介予定派遣は就職できるのか?”という点ですよね。

 

紹介予定派遣のデメリットで「直接雇用の確率が低い」こと、さらに「正社員になれる割合が低い」ことを紹介しました。

ではその実態はどうなのか。具体的な数字を見てみましょう。

 

  • 派遣先で直接雇用される割合:24.1%
  • 直接雇用のうち正社員の割合:57.8%

参考:独立行政法人 労働政策研究研究機構人材派遣会社におけるキャリア管理に関する調査

 

派遣先で働けるようになったのは24.1%。その中でも正社員は57.8%なので、紹介予定派遣から正社員になれるのは【24.1%×57.8%=13.9%】です。

つまり、紹介予定派遣では86.1%の方が正社員になれません。これが私がギャンブルに近いと言った理由です。

 

大谷
以上のことから、紹介予定派遣はデメリットが大きすぎるので、目的が就職なら使わない方が得策です。

就職をしたいなら普通に就職活動をした方が、その期間も短く済むし正社員にもなれます。

 

それでも紹介予定派遣で就職したい!ということなら、止める権利はないのでどうぞ。

 

ですが、もし就職したい!正社員として働きたい!ということなら、就職エージェントを使って就活する方がずっと効率がいいです。

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就職エージェントなら、フリーターやニートの方も1ヶ月くらいで就職することもできます。

どのやり方を選ぶかはあなた次第ですが、出来るだけ早く就職できる方法は何か、冷静に考えてみてください。

 

おわり