「就職活動って大変そう…。アルバイトからでも正社員になれるみたいだし、そっちで社員を目指そうかな。」
この記事は、これから正社員になるために就活を考えている方、あるいはアルバイトをしていて、ゆくゆくは就職しようと思っているアルバイターに向けて書きました。
その理由を徹底してまとめ、最後に正社員になれる確率の高い方法まで押さえますので、就職を考えている方はどうぞ参考にしてください。
正社員登用制度ってどんな仕組み?
簡単に言うと、アルバイトの人でもがんばり次第で正社員になれるって制度。
一定の期間、バイトとして経験を積んだ後、面接や筆記試験などを行って就職するのが一般的な流れです。
正社員登用のメリット
メリットは3つあります。
- 就職活動がいらない
- 新しい環境で働き始めるストレスが少ない
- 仕事内容や職場をチェックした上で就職できる
僕もそうでしたが、フルタイムでバイトをしている場合、休日を使って就活をすることになります。
ですが正社員登用なら、働くこと自体が就職活動です。なので、バイトをしっかりやっていれば、休日はのんびりすることができますよね。
また、普通に就職する場合、知らない環境で知らない人と一緒に働き始めることになります。その上、仕事を覚えないといけないストレスもあるんです。
ですがバイトからなら、人間関係も仕事も徐々に進めていけます。
そして、「こんな仕事だと思わなかった…」といった、就職あるあるになることもないので、正社員登用のメリットは結構多いんです。
正社員登用ありの企業はどれくらいある?
ただ、この制度は、すべての企業にあるものではないです。
そこで、どのくらいの割合であるものなのか、業種ごとに分けて一覧にしましたので掲載しますね。
【業界別に見た登用制度の割合】
業種 | 登用制度あり | 登用制度なし |
---|---|---|
建設業 | 56% | 40% |
製造業 | 70% | 29% |
情報通信業 | 51% | 49% |
運輸業、郵便業 | 69% | 30% |
卸売業、小売業 | 77% | 23% |
金融業、保険業 | 77% | 18% |
不動産業、物品賃貸業 | 73% | 25% |
学術研究、専門・技術サービス業 | 53% | 46% |
宿泊業、飲料サービス業 | 78% | 15% |
生活関連サービス業、娯楽業 | 78% | 20% |
医療、福祉 | 81% | 18% |
サービス業(他に分類されないもの) | 72% | 26% |
出典:厚生労働省『労働経済動向調査(平成30年2月)』
全体としては、約72%が「制度あり」と回答しています。
100%ではないので、アルバイトし始める前、または今のバイト先がどうなのかはチェックしておくべきですね。
アルバイトからの正社員は難しい?正社員登用のデメリットとは
さて、今回の本題に進みましょう。
僕の意見ですが、正社員登用を使ってアルバイトから正社員になるのはおすすめしません。
というのも、普通に就活をしてなるよりも遥かに難しいからです。その理由は、会社側にたって考えれば、すぐにわかりますよ。
正社員登用される人の特徴
雇う側としては、できるだけ優秀な人材を雇いたいですよね?
なので、アルバイト期間中は、あなたの性格や働きぶりは、すべてチェックされていると思ってください。
では、どんな人が正社員になれるのか、その条件をピックアップしましょう。
- 高いコミュニケーション力がある
- 周りが納得する能力・スキルがある
- 高い向上心がある
以上。このうちのどれか1つでも足りていないと思われた場合、正社員登用されない可能性は高くなります。
そして、この監視の目は、上司だけではありません。まわりで一緒に働く人たちの声も参考になるので、バイトといえども働いている間は気が抜けないのです。
それを半年や1年、もっと長い時間続けなくてはいけないので、毎日が相当なストレスですよね?
これが、アルバイトから正社員登用されるのが難しい最大の理由です。
正社員登用されないリスク
次に、この制度の最大のデメリットをお話しします。
それは、アルバイトから正社員にいつなれるのか、期限が決まっていないってことです。
その上、いずれは社員になれる、という確実な約束があるわけでもないので、年齢だけが増えて就職できない最悪のケースもあります。
ちなみに
アルバイトの期間が長いほど就職率は下がるので、時間って結構大事なんですよ。詳細は下記記事をどうぞ。
正社員登用ありは嘘と言われる理由
インターネットで「正社員登用」というワードを検索すると、一緒に「嘘」という言葉も検索されていることが多いようです。
▼検索結果
実は、登用制度ありとなっている会社の中には、その年の業績が伸び悩んで、正社員をまったく募集しなかったところもあります。
また、正社員は募集はしたけれども、アルバイトからではなく、新卒や中途で採用した、というケースも多いのです。
- 正社員を募集しなかった割合:24%
- 非正規以外から採用した割合:9%
出典:厚生労働省『労働経済動向調査(平成30年2月)』
2つを合わせたら33%。
正社員登用ありと言われていた会社なのに、3分の1の会社でチャンスがなかったわけですから、ネット上で「嘘」だと言われているってわけです。
以上のことから、僕はアルバイトから正社員登用を目指すのは、おすすめしていません。
それよりも就職できる確率が高いのは就職エージェントを使った方法で、中でもキャリアスタートが1番良いです。
キャリアスタート
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短い方なら1週間でも就職先を見つけられるので、本当に正社員を目指している方は、ぜひ詳細をサイトでチェックしてみてください。
以上、正社員登用制度の内容とデメリットについてまとめました。
バイトから始めて1年後や2年後に就職するのではなく、できる限り早く正社員になれる方法でがんばっていきましょうね。
おわり