契約社員から正社員にはなれないの?【正社員登用は嘘かもよ】

「契約社員からは正社員にしてくれないよ!ってまわりか言われるけど、本当になれないのかな。」

 

最終的な目的は正社員。だから今は契約社員で頑張ってスタートしているのに、こうゆう話を聞くと気になりますよね。

大谷
結論から先に言いますが、事実、契約社員から正社員になるにはかなりハードルが高く、正直、なれない可能性の方が極めて高いと言えます。

 

この記事では、契約社員から正社員になれるのか、法律なども踏まえてまとめていきます。

また、正社員登用以外で就職する方法まで書きましたので、正社員として働きたい方は、最後までしっかり読んでくださいね。

 

契約社員から正社員になれない?正社員登用は嘘なのか

冒頭でも言いましたが、これは事実に近いと言えます。

なぜなら、契約社員は雇用主、つまり会社から見たら、都合よく使える便利屋だからです。

 

  • 正社員の仕事内容で働いてもらえる
  • 正社員より低い給料でOK
  • 業績が悪ければ雇い止めできる

 

先々は正社員として登用することを前提にしておけば、生社員と大変さは同じでも本人は納得します。

また、給料や福利厚生は、「契約社員だから」を理由に抑えることもできるので、いわば安い労働力なのです(ただ、今後は同一労働同一賃金制度で、少し改善されると思います。)

 

さらに、もし仮に経営状況で人件費をカットせざるを得ない場合、契約社員なら期間終了後にそのまま退職してもらえるので、本当に都合がいい雇い方ってわけですね。

 

契約期間中は毎日が評価の対象

そもそも、契約社員から正社員になるのって、相当難易度が高いんですよ。

というのも、雇うなら良い人材が欲しいわけですから、あなたが周囲から優秀だと認められるような振る舞いや実績を残さないと、正社員にしようとは思いません。

 

大谷
つまり、契約社員の間は、ずっと他人の評価を意識して働くことになるので、本人としてもかなりのストレスがあります。

例え有給があって使いたくても、休んで周囲に迷惑がかかる可能性があることを考えると、おちおち有給も取れないのです。

 

法律上は勤続年数5年で正社員になれる

ただ、少し良いニュースがあります。それは皆さんには法律という武器があるってことです。

無期転換ルール

 

現在の労働契約法18条では、通算の契約期間が5年を越えれば、本人の希望で、期限なしの契約に切り替えられるようになっています。

 

なので、5年間過ぎれば、雇い止めのない正社員に近い立場になれるのです(ただし、平成25年4月1日以降からの通算年数が条件です)。

 

だったら5年耐えて頑張ろう!ってことも考えちゃいますが、ちょっと待ってください。

もし仮に、5年立つ前に雇い止めされたらどうしますか?

 

大谷
契約を延長するかどうか?は、企業側に決定権があります。なので、無期契約申請権が取れる目前で雇い止めされても、何の問題もないのです。

そう考えると、法律があるから安心とは言い難いですよね?

 

以上が、契約社員から正社員になれないと言われる理由です。

すべての会社がそうとは限りません。が、もし本当に正社員として雇うつもりなら、初めから正社員として雇っているはずですよ。

 

正社員登用以外で契約社員から正社員になるためには

契約社員から正社員になれるのか。この答えは、もうすでに出ていると思います。

ではここからは、正社員登用じゃないやり方で、就職するためにはどうすべきかまとめていきましょう。

 

結論はいたってシンプル。

正社員になりたいなら転職活動をすること

 

転職をして、あなたを正社員として雇ってくれる会社を探せば良いのです。

 

それができないから契約からスタートしてるんだよ!と、声を上げる方は多いでしょう。が、具体的な内容については、『契約社員から正社員になるには転職がおすすめな3つの理由』に書きましたので、そちらを読んでください。

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「契約社員から正社員を目指すなら、正社員登用でなるべきか。それとも正社員として雇ってくれる会社に転職するべきか、どっちだろう…。」   契約社員は、一番長くても3年間しか契約期間を結べません(労働基準法 第14条より)[…]

 

以上、正社員登用制度と契約社員についてまとめました。

 

努力は裏切らないって言葉は不十分だ。

正しい言葉で、正しい方向で、十分な量なされた努力は裏切らない。

林 修 (東進ハイスクール講師)

 

努力は全て報われる。

これは、完全は幻想です。正しい努力をしなくては、自分が求める結果にはたどり着けません。

 

正社員にたりたいなら、どの方法が一番近道か?をしっかり考え、正しい行動をして就職を手に入れていきましょう。

 

おわり