「大学を中退したら就職が難しいらしい。少しでも就職に有利になるように資格でも取ろうかな。」
現在日本には、国家資格が1,200種、民間資格も合わせると3,000種類あると言われています。
自分のキャリアアップのため、あるいはなりたい職業に就職するため、多くの方がそのたくさんの資格の中からいくつかをピックアップして、日々勉強し励んでいます。
なぜやめておくべきなのか、その理由を同じく大学中退の僕がまとめますので、資格について考えている方はお読みください。
就職したい大学中退者が資格取得を目指すべきではない3つの理由
まず初めに訂正しますが、資格なんか必要はない、と言っているわけではありません。
確かに資格があればプラスにはなりますし、資格がなければ就けない仕事もあるわけですから、資格のすべてを否定しているわけではないです。
ただ、資格を目指す最終的な目的が「就職先を見つける」ためであれば、資格をとる必要はないと考えています。
そう考える理由は3つあります。
- 資格を重視する企業は10%もない
- 短期間で取れる資格に魅力はない
- 空白期間が長ければ就職の可能性も低くなる
それぞれの理由を解説していきますね。
資格を重視する企業は10%もない
株式会社リクルートキャリアが発表した「就職白書2017」では、企業に採用基準で重視する内容についてアンケートを取っています。その結果がこちらです。
これによると、資格を重視すると考えた企業は全体の9.5%。つまり、10社に1社ほどしか資格を重視していない、ということがわかったのです。
企業としては、重要なのは「人柄」や「熱意」、「可能性」であり、資格はあくまで補助的な評価するためのもの。雇用する側は、資格に対してどう考えているのです。
短期間で取れる資格に魅力はない
先ほどのアンケート結果から、もうひとつ重要なことが見えてきます。
つまり、大学を中退したことに企業は注目していますから、所得資格ではあなたの中退という経歴をカバーできないのです。
もちろん、すべての資格がそうとは限りません。例えば、中小企業診断士や司法書士などは難易度がとても高いので、高い評価をされます。
ですが、そのような資格をとるには、それなりの時間と労力が必要です。就職するためだけに何年もかけるのが、時間がもったいないと思いませんか?
空白期間が長ければ就職の可能性も低くなる
万が一、これから資格習得にむけて勉強するとなれば、資格をとるまで就職活動はおあずけです。
となると、その間は世間的には何もしていない時間、いわゆる「空白期間」とみなされるのですが、この期間が長いとその分だけ就職も難しくなっていきます。
これは、フリーター期間と就職率の変化を表したグラフです。1年以内ならまだ良いですが、1年をすぎると就職率は一気に下がり始めます。
つまり、資格があることで企業から+αをされても、空白期間による就職率ダウンで相殺されて意味がなくなるのです。
それに、資格所得は100%できるものではありません。
仮に、時間をかけて取れなかったとすると、それはただの時間の無駄です。就活で有利になるような難易度の高い資格ほど、その可能性は高くなっているのです。
以上の3つが、就職を目当てに資格を目指すべきではない理由です。
とはいえ、大学中退だと就職が難しいから資格を、と考えた方は多いと思います。
そこでここからは、大学中退者が資格がなくても就職できる方法について触れていきますね。
資格のない大学中退者が就職するための具体的な方法
確かに、大学を中退していると就職は極端に難しくなります。
その就職率は約26%ほど。4人に1人ほどしか正社員になれていない、という調査結果もあるほどです。
大学中退者の就職率については、『大学を中退した場合の就職率は?【残念ながら難易度は高めです】』にまとめています。
ただ、大変なのは大変です(僕は就活に1年半かかりました)。そこで、皆さんには短い時間で、かつ高い確率で就職できる方法を紹介します。
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順調にいけば、1ヶ月ほどで就職することもできます。資格をとるよりも、圧倒的に就職できる可能性は高いですよ。
以上です。
冒頭でも言いましたが、資格取得を否定するつもりはありません。かくいう僕も、ITパスポートなどの資格を持っていますから。
ですが、就職だけが目的なら、資格に時間を使うのは効率が良くないということです。目的をしっかりと見定めて行動していきましょうね。
おわり