パソコンの前で悩む女性

ハローワークと転職エージェントの違い|併用するメリットについて

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ハローワークと転職エージェントには、それぞれに違う特徴があります。

ですので、自分にはどのようなサポートが必要なのかを鑑みて、それに沿うのはどっちか?と考えれば結構ですが、一番のおすすめは両者の良い面を理解して併用することです。

 

しかし、ハローワークと転職エージェント、この2つにどんな違いがあるのかよくわかっていないために、上手く活用できていない方は非常に多いです。

そこでこの記事では、以下の内容をまとめました。

  • ハローワークと転職エージェントの違いについて
  • ハローワークと転職エージェント、選ぶならどちらか?
  • 両者を利用する上で気をつけるべきこと
  • ハローワークと転職エージェントを併用するメリット

 

どちらを使うにしてもお金はかかりませんので、お互いの良いとこ取りをするつもりで、これからスタートさせる転職活動でぜひ役立ててください。

 

ハローワークと転職エージェントの違いについて

ハローワークと転職エージェントは、”転職希望者の支援をする”という大まかな仕事としては同じ性質です。

しかし、詳細に見ていくと、両者にはかなりの違いがあります。まずはその点を整理して、具体的に何が異なるのかチェックしていきましょう。

 

比べるポイントとしては以下の5つです。

  • 支援の内容
  • アドバイザー
  • 求人数と内容
  • 求人の閲覧方法
  • 転職成功率

 

支援の内容

それぞれで行っているサポートとしては、以下のようになっています。

ハローワーク 転職エージェント
求人の紹介

就職に関する相談

応募書類添削

面接対策

セミナー開催

職業訓練

就職に関する相談

求人の紹介

応募書類添削

面接対策

企業との各調整

 

 

大谷
共通する部分は多いですが、ハローワークにはセミナーの開催と職業訓練、転職エージェントでは企業との各種調整という違いがあります。

 

ハローワークは、就職活動に必要とされること、例えば応募書類の作成方法や模擬面接などを、セミナーという形で無料で教えています。

また、知識が必要ですぐには仕事につけない職業の場合は、数ヶ月の講義の受講や訓練を無料で受けられる職業訓練を実施しているのがハローワークの特徴です。

 

転職エージェントは、求人への応募の手続きや面接実施日の調整、さらには給与の交渉までを、皆さんに変わって代行してくれます。

また、転職エージェントでも独自のセミナーを、オンラインで開催するケースが多くなってきました。つまり、ハローワークと転職エージェントには、職業訓練校以外の違いはほとんどなくなっていると言えます。

 

アドバイザー

ハローワークには常駐で相談員がいますので、就活に関することであればなんでも相談することが可能です。

同じように転職エージェントも相談ができますが、大きく違うのは、専任がつくか否かです。

 

ハローワークはその場限りの方で、転職エージェントは専任。ですので、引き続いての相談がハローワークでは難しくなります。

また、ハローワークは多くの方が非正規職員。つまり、転職の相談を、数ヶ月・数年後に仕事がなくなる人にしている、という構図になっているのです。

参考記事

 

求人数と内容

転職エージェントの中で、一番求人数が多いのはリクルートエージェントです。そのリクルートエージェントとハローワークの求人数を比べると、以下のようになります。

  • ハローワーク:約900万件
  • リクルートエージェント:約30万件

 

ハローワークが圧勝していますが、これには大きな理由があります。

それは、ハローワークだと無料で求人を出すことが可能という理由です。もちろん、転職エージェントに掲載するには、それなりの費用が必要となります。

 

ですので、会社規模の大きい上場企業や業界シェアの高い中小企業など、資金に余裕のある企業が多いのが転職エージェントで、ハローワークはあまり潤沢にお金がない地元の中小企業が多く掲載される傾向にあります。

 

ハローワークにはブラック企業が多い

先ほどの理由から、ハローワークで紹介される求人にはブラック企業が多い、とされています。

労働環境がしっかりしていれば退職者が出ることはないですし、事業がうまく回っていればお金をかけて求人を載せることもできますからね。

 

掲載費がかからない以外にも、ブラック企業が多いとされる理由はありますが、詳しいことは以下の記事をご覧ください。

参考記事

 

求人の閲覧方法

ハローワークの主な機能は、求人の検索・閲覧と言えます。

全国で900万件もある求人から、皆さんが自分で検索をかけて探しますが、ハローワークに設置してあるパソコンか、もしくは以下のWebページでも探すことが可能です。

ハローワーク インターネットサービス

 

一方の転職エージェントは、一般に公開されている求人と、公開されていない非公開求人があり、前者はWeb上で検索ができます。後者は、専任のアドバイザーが皆さんの要望を聞き、それに合う求人を紹介する、という流れなので、皆さんが検索するということはできません。

ちなみに、求人数の多いリクルートエージェントは、一般公開で約12万件、非公開で約18万件ほど。非公開の求人の方が多いのが普通のようです。

 

転職成功率

ハローワークの転職成功率は、平成30年度の実績で30.9%です(求職者473.9万人に対し146.5万人が就職)。

ただし、この数字はアルバイトなどの非正規雇用も含んでおり、正社員就職に限った成功率ではありません。

参考記事

 

転職エージェントの場合、成功率はおよそ5%ほど。一見低いように見えますが、エージェントに登録だけして、実際には活動していない方も含まれているのが原因と考えられます。

しかし、求人を掲載する企業はエージェントに紹介料を支払っていますから、そう易々と採用というわけにはいきません。その分、ハローワークよりは転職しづらいと考えるべきでしょう。

 

ハローワークと転職エージェントはどっちがおすすめ?

ハローワークと転職エージェント、どちらが良いのかは一概には言えません。

しかし、それぞれの特徴や違いから、皆さんの性格やタイプに合わせて考えるべきですので、どんな方に向いているのかご紹介しましょう。

 

ハローワーク向きの方

ハローワークは、良くも悪くも転職希望者が自分自身で行動をしなければいけません。

ですので、相談や求人探しなどを自分のペースやタイミングでしたい、という方には最適です。逆に、色々と後回しにしがちな性格の方は、あまり向いていないとも言えます。

 

また、地元で働きたい、あるいは地元の隠れた有力企業に就きたいという場合も、ハローワークがおすすめ。掲載費が無料なので良くない企業も多数ありますが、その地域しか知らない有名な会社の求人が多数あるのもハローワークです。

 

転職エージェント向きの方

転職エージェントは、どんどん後押しをしてもらいたい方に最適です。

転職活動は、必ず必要なことではないので、誰もが後回しにしがちです。しかしエージェントは、転職成功させなければ仕事にはならないので、積極的に背中を押してくれます。

 

大谷
また、仕事場は地元にこだわっていない、あるいは大企業や有名企業で働きたい方にもエージェントがおすすめです。

資金力があり、全国展開している会社は、やはり転職エージェントに求人を掲載するので、そのような求人が希望ならエージェントが良いでしょう。

 

ハローワークと転職エージェントの利用で気をつけるべきポイント

ハローワークと転職エージェントは、転職活動をする上では欠かせないツールです。

どちらかは必ず利用するべきですが、実は利用する上で、気をつけておかなければいけないこともあります。そのポイントをそれぞれご紹介します。

 

ハローワークは非正規の求人も多数

ハローワークの求人は正社員雇用だけではなく、アルバイトや契約社員の求人も多数あります。

正社員として就職している、あるいはその経験がある方は心配いりませんが、アルバイトや派遣でしか働いたことがない方は要注意です。相談しても、非正規を進められる可能性が高いからです。

 

その場合は、転職エージェントではなく就職支援サービスがおすすめなので、対象となる方は以下の記事を参考にしてください。

 

エージェントは就職先を押し売る傾向がある

転職エージェントは、転職希望者と企業をマッチングさせることで利益を上げています。

つまり、マッチングしなければ収益が上がらないので、少しでも転職を成功させるために、利用者に求人を押しすぎることも多々あります。

 

ですので、本当にこの企業がマッチしているのか、一度引いて冷静に判断することが重要です。エージェントが勧めているから、と焦って決めるのはあまり良いことではありません。

 

ハローワークと転職エージェントは併用がベスト

ハローワークと転職エージェントには、それぞれに違った特徴があるわけですが、必ずどちらかに限定しなければならないわけではありません。

一番良いのは、2つを併用すること。例えば、メインに転職エージェントを使い、求人の検索でハローワークを利用すれば、就職先の選択肢はかなり広くなるわけです。ですので、お互いの良い面をうまく使い、悪い面はカバーする、という使い方をすることをおすすめします。

 

使い方としては、

転職エージェントの利用

  • 専任アドバイザーに転職先や自己PRについて相談
  • 希望にマッチする求人の紹介
  • 応募書類の添削と面接対策

ハローワークの利用

  • 地元企業の求人の検索
  • 就職セミナーへの参加

 

このように分けて使えば、より良い転職先を見つけることができるはずです。

転職エージェントを利用されるなら、業界最大手で求人の多いリクルートエージェントか、転職者満足度No.1dodaを活用してみてください。