「ジョブカフェっていう就職の相談に乗ってくれるところがあるみたい。無料だし、行ってみようかな。」
将来のことを考えて、前向きに行動することは素晴らしいです。ただ、ちょっとだけ待ってください。
実はジョブカフェでは、正社員になれない可能性が結構高いんです。
今回は、フリーターやニートの方に向けて、ジョブカフェとはどんなサービスなのか、また正社員になれない理由やデメリットをまとめていきます。
ジョブカフェとは?
ジョブカフェは、各都道府県が運営している就職支援の施設です。
就職に関する相談から就活に必要な知識を学ぶ各種セミナー、就職口の紹介まですべて一箇所で行っていて、正式名称は「若年者のためのワンストップサービスセンター」となっています。
基本的には、利用者は15〜34歳までの方限定。
ですが、各都道府県で何歳まで利用できるか違っていて、40歳を超えても使えるところもあります。
また、名称もそれぞれで違うので、年齢制限などの詳細は、お住まいの地域のWebサイトをチェックしましょう。
なお、ジョブカフェで紹介されている求人は、基本的にハローワークのデータベースを使っています。
ただ、地元密着で仕事を紹介しているので、訪問したジョブカフェのエリア内での仕事探しとなるので気をつけましょう。
ジョブカフェでフリーター・ニートは就職できる?
一番気になるのは、ジョブカフェで本当に就職できるのか?ということだと思います。
結論から言うと、実績もあるので就職は十分できます。
ただし、3つデメリットがあるので、その点は踏まえておくといいですよ。
- アドバイザーの質が悪い
- アルバイトや契約社員を勧められることがある
- ブラック企業の可能性が高い
アドバイザーの質が悪い
ジョブカフェに勤める職員には、キャリア相談の経験がある人もいますが、全員が経験ありということではありません。
つまり、就職相談のプロではなく、あなたとほぼ知識が変わらない人が相談を受けることもあるので、アドバイスの質が悪いことがよくあります。
アルバイトや契約社員を勧められることがある
ジョブカフェにある求人は、すべて正社員や正職員の募集ではありません。一部はアルバイトや契約社員で募集されています。
なので、相談員が利用者から話を聞いて、「正社員はちょっとどうかなぁ…」というイメージをもてば、バイトや契約社員を勧められることもあるのです。
『アルバイトから正社員登用は難しいの?【デメリットの方が大きいよ】』にも書きましたが、バイトから正社員になるのは結構難易度が高いです。
なので、できれば一気に正社員として採用されるように活動したほうがベストでしょう。
ブラック企業の可能性が高い
これはハローワークも同じですが、ジョブカフェの求人の質はあまり良いものではありません。
というのも、求人掲載にはお金がかからないので、どんな企業でも求人を出すことができるからです。
つまり、無料で使える分、数がめちゃくちゃに多く、求人票やその会社のチェックが行き届かなくなって、野晒しの状態になっています。
その結果、ブラック企業の数は多くなります。なので、せっかく就職できても労働環境が悪すぎて、すぐに退職してしまう可能性も高まると言えるのです。
以上が、ジョブカフェのデメリットです。正直、私はあまりオススメはしません。
ジョブカフェよりも質の高い就活の方法とは
フリーターやニートの皆さんが正社員になりたいなら、民間の企業が運営している就職エージェントをオススメします。
さらに言えば、就職エージェントの中でも、フリーター・ニートに特化して運営されている就職支援サービスがベスト。
おすすめのサービスについては、『大学中退の元フリーターがおすすめの就職エージェント|各サイトのポイントと内容』で紹介しているので、そちらの記事を参考にしてください。
以上、ジョブカフェについてまとめてきました。
就職は、どのサービスを使うかが、成功か失敗か?に大きく関係します。できるだけ成功の可能性を高めるためにはどうすべきか、しっかり判断してくださいね。
おわり。